1年半前に日本へ行ったときのことです。

日本は初めての夫も一緒でした。

 

夫にとってはカルチャーショックも色々あったでしょうが、未だに何回も言うことのひとつに

 

日本人の歩行者は信号を守る

 

ということがあります。

 

 

近所でもニューヨークでもどこでも、道路を一緒に歩く度に言います。

必ず言うので、たまに言わないときは「今に言うぞ」と思っていると、やっぱり言います。

 

どういうことかというと、アメリカ、少なくともニューヨークや私が住む辺りでは、横断歩道がないところや信号が赤でも車が来ないなと見てとると、歩行者は道路を横切ります。

ジェイウォークJaywalk)、あるいはジェイウォーキング(Jaywalking)と言います。

 

もちろん違法行為で、州や郡などによって罰金は違い、ウィキペディアによると1ドルから1000ドルまで様々だそう。

当たり前ですが、大きな都市でより大きな問題とみなされています。

 

が、ボストンの記者が試しにパトカーの目の前をわざとジェイウォーキングして道路を渡りましたが、何もお咎めはなかったらしい。

 

でもやっぱり気をつけてほしい、と思うのは、知り合いで道路を渡っている時に車にはねられて半身不随になってしまった人がいるからです。

罰金よりも高い代償を払ってしまったんですよね。

 

そういう前例があるのかどうか、確かに日本では歩行者信号を守ります。

右を見ても左を見ても、全然車が見えなくても赤信号では渡りません。

それが、夫にはとても新鮮に見えたらしいです。

「どうして私が(アメリカで)赤信号で渡りたがらないか、初めて理解した」と言っていました。

 

 

せっかちな夫はすぐにジェイウォーキングをしたがります。

 

「ほら、車が来ないから渡るぞ」

「でも信号赤だよ」

「車が来ないのになんで待つんだ?」

 

という会話は毎度のことですが、たかだか数秒早く道路を渡ったからと行ってナニということもありません。

 

せっかくのカルチャーショックです。

赤信号では渡らないくらいは守ってもらいたいものです。

 

 

 


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