別に伸ばしているわけではないのに、髪を切る時間の余裕がないため、どんどん伸びて今や肩甲骨の下くらいまであります。

 

髪はいつも自分で切っているので休みの日に切ればよさそうなものですが、休みとなれば掃除やら、寂しくなってきた冷蔵庫の補充のための買い物とか、優先すべき用事がいろいろあります。

 

それに、普段キッチンで仕事する時は髪を束ねます。

本来なら食品衛生局の指導に従って、帽子なりヘアネットなりで髪を覆わなければならないところですが、オーナーは「くだらない、何もかぶらなくてもいい」という人なので、今のところ何もかぶっていません。

しかし、やはり料理している食べ物に髪の毛が落ちたらえらいことなので、落ちようがないほどきつくひっつめています。

 

なので仕事の日は問題ないのですが、休みの日に鏡を見ると夏の湿気で長い髪がふくらんで80年代の歌謡曲の歌手のよう。

不必要に髪だけゴージャスというか、なんというか。

自分では見えませんが、後ろから見たらめちゃくちゃ頭のでかい人に見えることでしょう。

 

 

だったらつべこべ言ってないで切ればよさそうなものですが、これがまた。

 

なんといっても後ろに目がないのがたたって、うまくいかない時は「ちょっと右が長いかも」「あ、今度は左の方が長くなった」というのを永遠にループするはめになります。

結果、予定外に短くなったり、2時間くらいかかったりします。

 

自分で切るようになった理由は、以前行った美容院のあんまりなカットとか、わざわざストライプのTシャツを着て「このラインに沿って切って」と言ったのに、ぎざぎざすぎるカットをしてくれた夫とか・・・他人は信用ならん。

 

 

それで周囲を見回してみましたが、日本のようにデザインカットっていうんですか、レイヤーを入れたりしている人は皆無です。

ついでに言えば、カールさせるためにパーマをかけている人もゼロ。

 

アフリカ系アメリカ人の髪とアジア人の髪は特別なのでちょっと脇へ置かせていただいて、いわゆる”白人のアメリカ人”のヘアスタイルというのは、圧倒的にワンレングスが多い。

ストレートだろうが天然カールの髪だろうが、とにかくワンレングス。

 

彼女らが美容室へ行く主な理由は、ヘアカラーです。

以前も書いたような気がしますが、確かに髪の色によって印象はものすごく変わります。

例えば私が働くキッチンでは、オーナーの髪は現在青(しょっちゅう変わる)、マナージャーの髪はピンク。

似合っているかどうかは微妙ですが、自分が楽しければありかと。

 

そういえば、たまに前髪を短くしている人を見ますが、結構な割合でアニメのファンです。

確かにそう言われれば、アニメの登場人物は前髪あり率高い。

 

 

皆一様にワンレングスのように見えて、前髪、髪色で自己主張しているのはアメリカ女性らしい。

少なくとも、私のように「長くなってきたから切る」っていうのよりは、ポジティブな気がします。

 

 

 


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