今働いているレストランのキッチンには色々な人がいますが、今日は中でも2人いる20代の女性のことです。
この2人は全く違ったタイプで、ひとりはなんだかいつもやたらとハッピーで、頭の上にぴよぴよ小鳥が飛んでいるような印象です。
もうひとりは、鼻に輪っかのピアスをして「動かざること山のごとし」といった武田信玄な感じで、声も低くてめちゃくちゃドスの効いた、既に40歳くらいの風格を備えています。
2人ともものすごく飲み込みは早いし、キッチン経験はあるし、力は強いし、私なんかよりはずっと仕事ができます。
巨体の男性ふたりが、キッチンの灼熱地獄に耐えかねて体調を崩したにも関わらず、彼女たちは元気いっぱい。
驚くことに、聞けば2人ともこのキッチンでフルタイムの40時間の仕事をし、さらに夜も別のレストランとベーカリーで働いているんだそうです。
すごくないですか?
若いからと言ってしまえばそうなんですが、体力の面だけではなく、精神的にタフでなければできることではありません。
同年代のちゃらちゃらと遊ぶ女の子を尻目に、こっちの仕事からあっちの仕事へと頑張る彼女たちを本当に尊敬します。
アメリカの女性は強い。
と、いつも書いていますが、もう既に20代で強いことが確認できた気がします。
次に機会があったら、テーンエイジャーの頃はどうだったのか、またいつかその年頃の人たちと知り合って観察してみたいと思っています。