アメリカの不思議といったって、私が勝手に不思議がっていることです。
アメリカの独立記念日ということで、ちょっと苦手な分野ですが、行ってみます。
まず、トランプ大統領。
人格、言動、大統領としてという前に、人としてあっちゃならん感じです。
それがなぜ大統領でいられるのか?
それは、色々言いたいことは言うアメリカで、政党がふたつしかないことです。
基本的に、トランプ大統領が出た共和党(Repulican party)と前大統領のオバマ氏が出た民主党( Democratic Party)のふたつです。
あんなにどうのこうの意見を言いたがるアメリカに、ふたつしか意見が無いっていうのに驚きます。
一方日本は、ひとつの政党がちょっとの違いでふたつに分裂したりして、私には「○○党と●●党ってどう違うの?」っていう印象ですが。
複雑すぎて、ついていけません。
・・・事はアメリカに戻って、ふたつにばっさり分かれるだけあって、この両方はにらみあって一歩も譲りません。
さすがにふたつだけというだけあって、暮らしぶり、どこに住んでいるか、クリスチャンかどうかを聞くだけで、なんとなくどっちに分類されるか分かります。
そして、残念ながら、別の党に属する人とお付き合いするのは、大変だしちょっと難しいです。
その難しさは、宗教の違いに似たものがあると思います。
ところでアメリカには、ニュースショーとしか言いようがないテレビ番組が多くあります。
4人くらいのジャーナリストやら政治学の教授なんかを招いて、例えばトランプ大統領の失策をいじり倒します。
色々と言いたい事はあるでしょうが・・・・という、日本にはよくいる「まあまあ」というのがあるはずもなく、他の政党を支持する人達からは、テレビでぼろくそです。
比べてみても日本で、安部首相をここまで笑いものにする番組というのは、ちょっと想像できません。
しかし会場の聴衆と一緒に大笑いしている夫を見るたびに、ちょっと複雑な気持ちになります。
仮にも現大統領。
こんなに笑いものにしていいんでしょうか?
笑いものにしたからって、政策が良くなるわけでも、トランプが考えを改めるわけでもありません。
トランプ大統領が、マスコミを嫌うのも無理ありません。
もちろん、大統領の器ではないし、突っ込みどころ満載といったトランプ大統領ですが、嘲笑っていたって何も変わりません。
そんなに間違っていると思うなら、笑っていないで「こうしたらどうか」という意見書みたいなものを送るとかなんとか、方法はないものかなと思います。
なんだかトランプ大統領をテレビの中の人という枠に閉じ込めてしまった側にも問題があるような気がします。