2年前に日本へ両親を訪ねて行った時のことです。
その頃は父も元気だったので、日本ならではのおいしいものを沢山食べさせてもらいました。
そして1泊で温泉にも連れて行ってもらったのですが、出かける時に両親が家(田舎の一軒家)の雨戸まで閉めるのを見て、
「昼間中雨戸が閉まってたら、”出かけてますよ、家には誰もいませんよ”って言ってるようなもんじゃない?」
と、私が言うと、
「何言ってるの。このガラス割られたりして、何があるか分からないでしょ。」
と本気で怒ってきます。
確かに両親の家の通りに面した部屋は、ドアというか窓というか、天井から床までガラスです。
でもこんな田舎でそんな用心いるんでしょうか?
さらに何がきっかけだったか忘れましたが、私がパスポートなんかを置いていくと知った両親は、
「そんな大事なものは持って行きなさい!」
と言い張ります。
”大事なものは肌身離さず”と言いますもんね。
で、結局パスポートとか貴重品は温泉地まで持って行きました。(それはそれで保管に苦労しましたが)
でもこれ、アメリカでは逆です。
アメリカでももちろん、家宅侵入やら泥棒やらいます。
むしろ、頻度は日本と比べ物にはならないでしょう。
それでもアメリカでは、大事なものは持ち歩かないが基本。
それは「いないうちにこっそり」という犯罪よりも、真っ向から「金を出せ」タイプの犯罪がさらに多いからかと思います。
もちろんどっちもやなんだけど。