先日もこのブログで書いた、私が10年来傾倒している画家のZak Smithが、フェイスブック上で期間限定でどんな質問にも答えてくれるということです。
Zak Smith
「何をきこうかな~~~?」と考えすぎておかしくなって、結局私の質問は、考えに考えた挙句が
「先方の道路に瀕死の子猫が動けなくなっています。あなたは自動車を運転しています。轢いてとどめを刺すのが正しいと思いますか?」
という、自分でも何でだと思うものでした。
それというのも、ずーーーーっと頭にひっかかっていたことだったからです。
それは以前一緒に住んでいたフランス人の彼が実際にしたことで、パニックに陥ってわめいた私に「苦しんでいるのを止めたんだ」と冷静に言いよりました。
助手席に乗っていたけど、ドアからはみでるくらいひいたわ。
もんのすごい距離を感じて「こりゃあかん」と思い、それが直接の原因ではなかったにせよ、別れてしまった経験が尾をひいていると思われます。
画家の答えは「正しいのがどっちなのか分からないけど、俺に関して言えばできない」。
そうでしょ、そうでしょ、それが私が寄り添えるタイプの心の優しさです。
苦しみを止めるというのは、とってもフランス的な優しさだと思います。
もちろん、フランス人だからといって全員がそういう選択をするというんではなくて。
アメリカ人の夫にもきいてみました。
「子猫はかわいそうだけど、自分にはとどめは刺せない」
・・・良かった。