WHO (世界保健機関)が2016年に 糖分を多く含む飲料に課税するよう加盟国・地域に呼びかけたのを受けて、アメリカでは”ソーダ税”という名称でいくつかの州で実施されています。
肥満や糖尿病、虫歯の患者を減らすのが主な目的です。
例えばペンシルベニア州フィラデルフィア市は2017年1月、甘味飲料に1オンス(約30ミリリットル)当たり1.5セント(約1.6円)の税金を徴収し始めました。
一般サイズの2リットル飲料の場合、約1ドルの値上げに相当。
そして税の導入後2ヶ月で、ソーダの消費量は40%減少したそうで、確かに効果はありました。
しかしその一方、シカゴ地区では、課税後4ヶ月で廃止になりました。
売り上げが落ち込んだ小売店や飲料業者の反対が強かったからです。
さてこうした動きに対して、もろに影響を受けるのを恐れたコカ・コーラは、 世界中の研究者や科学者に次代の甘味料( 天然で安全、低カロリー、飲料や食品に使うと砂糖のような味覚が得られる甘味料)を探し出してくれたら100万ドル(約1億1000万円)を差し上げます と、専用のホームページで呼びかけています。
100万ドルってすごいな。
コカ・コーラ社の必死さが伝わってきます。
その一方で、今ややることなすこと成功につながり、世界的に勢いが爆発している、そして私のこよなく愛するBTS(防弾少年団)を、6月のFIFAロシアワールドカップを皮切りにコカ・コーラのキャンペーンモデルに採用しました。
さわやかですね~
この先を見通して一手も二手も打って出るこの対応の見事さ。
BTSを採用する世界のトレンドの読みの確かさ。
さすがはアメリカの大手企業だけのことはあります。
コカ・コーラのファンでもなんでもありませんが、いや、その戦略には感心しました。