今日はせっかく聖パトリックデーなので、(あくまでも勝手な私目線での)アイルランドのあれこれを書いてみようと思います。
といっても、この市のパレードはもう先週末に行われていました。
緑色だらけのこのパレードを見に行くたびに、「この町にこんなにたくさんアイリッシュの人がいるんだ」という思いを新たにさせられます。
聖パトリックデーのパレードは、アメリカで始まったものなんだそうです。
昔ながらの長い銃を持った隊列が空砲を撃つのはいつものことですが、何を合図に撃つのか分からなくて、突然の大きな音(苦手なんです)にびっくりするのもいつものことです。
他の市のパレードでは、大砲を引きずってぶっ放すそうで、怖すぎます。
それにしても、お腹の出たおじさん方のスカートの似合うこと!
おじさんにスカートの違和感ゼロです。
その後ろからはアイリッシュダンスの女性の輪。
アイリッシュダンスを少しかじったことがありましたが、あれはダンスというより上へ飛び跳ねる動きが多く、やってみると軽やかな見た目よりずっとぜーぜー息が上がります。
私にとってアイリッシュというと、女性はそばかすのある白い肌に赤い髪、男性は黒い瞳に黒い髪というイメージです。
友人にアイリッシュの男性がいますが、この人がんまあものすごい美形です。
背は2メートルに迫ろうという高さで、天然のウエーブが軽くかかった髪を肩につくくらいに伸ばしていて、私は映画やTVの中でもこの人ほど美しい男性を見たことがありません。
彼が歩くと、なんだかスローモーションと紗がかかっているように見えるくらいで、冷静ではいられません。
彼は彫刻家で彫刻のクラスを教えてもいますが、彼のクラスのモデルだけはいくらなんでも無理です。私にはできません。
そしてアイリッシュ系の2大名字は、O'で始まるもの(例えば ”O'Hara”-「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラ)とMcあるいはMacで始まるもの。
有名すぎるハンバーガーチェーンの McDonaldの創始者はアイルランド人だったんですね。
とにかく、多くのアメリカ人にとっては酒思いっきり飲んでもいい日のようになっている今日聖パトリックデーです。
調べましたが別にこれといった根拠もないようで、これもアイリッシュは酒に強いというステレオタイプ的なものから来ているようです。
都合のいいことに土曜日だし。