もう2~3日前のニュースで読んだのですが、なんだか忘れられなくて。
ニュージーランドの小さな島で、鳥(かもめみたいにけっこう大きい、頭が黄色)が寿命尽きて死んだというニュース。
なぜそれがニュースに?
と不思議に思われるでしょうが、この鳥は同じ種類の模型の鳥に囲まれ、それを家族だと思って一生を過ごしたんです。
ナイジェルという名前のこの鳥、”世界一孤独な鳥”という称号を付けられ、英語版のニュースのタイトルはもっと悲しくて'World's loneliest bird' dies surrounded by concrete replicas he thought were his family-家族だと思っていた模型に囲まれて死んだ世界一孤独な鳥”。
私の下手な説明より、ニュースを読んでいただいた方がいいかと。
ニュースはこちらからhttps://www.jiji.com/jc/article?k=20180208036760a&g=afp
ニュースを読んで、英語版のビデオを見て涙が出るくらい悲しかったのですが、時間が経って考えてみると、案外ナイジェルは幸せだったのかも。
だってずっと家族と一緒だったんですから。
ずいぶん前の映画で、ジム・キャリーが主演した The Truman Show というのがありました。
最後主人公の周りがレプリカ(役者)だと知らなければ、彼は幸せのままだったんです。
ナイジェルはこの鳥バージョンですね。
いや、何も私は知らない方が時として幸せなこともあるとか言おうとしているわけじゃなくて、幸せ(不幸せ)なんて外から他人が見て決めることじゃないんだと。
ナイジェルは幸せだったんだと私は思いたいです。あ、外から見て決めようとしてる