今日は1日中ものすごい吹雪でした。
学校や公共施設、ほとんどのところがクローズ。
市バスは根性で走っていました。スケジュールはいつも以上にめちゃくちゃでしょうが。
写真は午後4時少し前。
誰かの車が埋もれつつあります。
この車と木の間の白い部分は道路
さて、気をとりなおして昨日の続きです。
教えてもらった住所をたよりに10時にドミニクを訪れると、準備万端な彼女が待ち構えていて、挨拶もそこそこにさっそくお菓子作りのレッスンが始まりました。
しかし、彼女のレッスンはどっちかというと”特訓”という方が合っているような。
「これを混ぜ込むときには、もたもたしてるとタルト生地がさっくりしなくなるから、早く!もっと早く!!(Vite! Vite!) 」とフランス語混じりに叱咤されます。
いつももたもたしている私は「なんでこんな知らない人のうちで叱られてるんだろう?」と思いながらViteに混ぜるだけで疲れました。
それでも先日見たとおりのタルトが出来上がり、とてもうれしくなって喜んでいると、お茶を淹れてくれてひとつ試食。
そこで初めて自己紹介し合って、お互いのことを少し知ったのでした。
そしてドミニクが息子さんを学校へ迎えに行く時間になったので失礼しようとすると、その日作ったタルトを全部持っていけと言います。
ほんとは欲しかったけど、日本人らしく遠慮して「今夜のデザートにすれば?」と言ってみると、
「今夜のはまた別に作るからいいのよ」ときっぱり。
ひゃー、あれだけのことをまたするんですか?
と思いましたが、結局いただいてきました。
そして別れ際、「じゃあ来週は簡単なカトル・カールを作りましょうか」と、彼女。
・・・来週?
こうして私の意志とは全く関係なく、週1回のお菓子作りの特訓が1年間続いたのでした。