酒飲みの常で、私は甘いものを普段食べないので、食後のデザートは作りません。

 

ところが夫は、食後になんでもいいから甘いものが欲しい人です。

それでチョコレートを常備しておいて、2かけらくらいを口に入れて満足しているようです。(なんか書いてて気の毒になってきた)

 

 

そんなデザートには冷たい私ですが、1年くらいフランス女性の家に通ってフランスのデザート菓子を習っていたことがあります。

りんごのタルト、アーモンドクリームのパイ、シュークリームなどが、最もフランスらしい、そして手間がかかってこねたり混ぜたりするのに体力と時間を使うデザートでした。

 

 

 

 

 

 

彼女はドミニクというパリジャンヌで、2人の男の子のお母さん、ご主人の仕事でアメリカに来てはいるものの、アメリカ嫌い。

好き嫌いの激しい、キョーレツな人でした。

過去形なのは、もうパリへ帰ってしまったから。

 

優柔不断な私は、彼女にずいぶんと振り回されましたが、デザートと聞くと彼女の顔が浮かんでくるくらい、今も強く記憶に残っている人です。

 

 

きっかけは、以前近所でやっていたBake saleにクッキーを焼いて持って行ったら、手が足りないというので店番をすることに。

その時に、生のいちごをきれいに並べた小さなタルトを100個くらいも持ってきてくれた彼女と出会いました。

 

そのタルトのおいしそうなのに感心して、「うわー、どうやって作るのか教えてほしいなー」と褒めてるつもりで言ったら、「あさってなら時間があるから、10時にいらっしゃい」と住所を書いてくれました。

 

思わぬ成り行きに「え、マジで?」と思いつつも、お邪魔する約束をしてその時はそれでさよならしました。

 

そのタルトは思い切って1つ2ドルという高値をつけたにもかかわらず、あっという間に売り切れました。

 

 

右矢印長くなるので続きは明日書きます

 

 

 


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