早くもお正月気分はさっぱりとなくなってしまって、通常運転に戻ったアメリカです。
それにしても寒いです。
この先1週間の天気予報を見ても、ある日の最低気温はマイナス20度とかで、みんな口々に「いつもこんなに寒かったっけ?」と言い合っているほど。
室内の温度を13度以上に保っておかないと、水道管が凍って破裂するので、1軒家に住む友人は「地下室の水道管用にヒーターを買ったのよ!水道管がペット並みにお金がかかるわよ!」と文句を言っていました。
前に住んでいたアパートで、空き室だった3階の水道管が破裂して、2階に住んでいた私のキッチンに朝雨のように水が漏れていたのを見て、ショックをうけたことは忘れられません。
とにかく寒いこのニューイングランド地方。
アパートには暖房設備が備え付けられていて(電気代はもちろん自腹)、窓は2重窓になっているところが多いです。
例えば私のアパートの暖房。
各部屋の壁の床近くに取り付けられている。内側にたくさんのパネルがあって、それを電気で暖める
以前ニューヨークに住む友人のアパート数軒を見た機会がありましたが、暖房費が無料というところも結構あって、うちは冬には、ヒートテックにセーターを着ていても電気代がものすごいことになるので、うらやましい限り。
でもそのかわり温度調節が各部屋ではできず、真冬だというのに暑くてTシャツ1枚という所も。
外気とのギャップにも耐えられる心臓を持つニューヨーカーは、タフだなーと思いました。
私が住むアパートは、窓が2重窓になっていないので、側にいると外からの冷気が感じられるほど。
電気代がかさんで仕方がないし、何より寒いので、プラスティックのシートを窓の内側に貼ります。
アイロンやヘアドライヤーで密着させるタイプのものも売っていますが、春になって剥がすのに苦労した経験から、夫の絵を保護するシートを使うようになりました。
結構厚みがあるプラスティックなので、部屋が少し暗くなるし、ブラインドやスクリーンの下から見えたりしてどうしても貧乏くささが漂うのですが、背に腹は変えられません。