晩秋。
朝晩は早くも氷点下。
空気も乾燥しています。
この時期から冬を通して悩まされるのが、静電気です。
いくら冬でも日本では意識した記憶がないので、やっぱりこのあたりは日本よりずっと乾燥しているのでしょう。
特に年々干からびてきているのか、私の静電気度はすごくて、一緒に歩いていて夫が手をつなごうとして触れた瞬間、火花が散ります。
食料品でも服でも、店の棚に触ったとたんにビリッと来ます。
いやその前に、店に入ろうと扉の取っ手に触るとぴしっと来て、痛い思いをします。
こうなるとエレベーターのボタンも、銀行のATMのボタンも怖い。
手袋をはめていても防げません。
世の中金属で出来ているものが多すぎるのに気付くのも、この時期です。
あまりにもしょっちゅうだし、火花が見えるほどひどいので、解決方法を調べてみました。
1.乾燥しているのが原因なのだから、水気をまとうとよい。例えばシャワーを浴びて髪を乾かさないでいる。
(この寒さで濡れた髪のままでは、静電気は治まるかもしれませんが、病院行きです)
2.怖がって恐る恐る触るから点と点の接触になって電気が流れるのだから、ためらわずにがばっとつかめ。
(私ががばっとつかんだら、どういうことになるかと思うと怖くて出来ません。だいたい、怖いから解決方法を調べているんです)
3.金属に触れる前に、木に触って身体の中の電気を放電しろ。
(店の前にそう都合よく木が生えている所はあんまりないし、米ドラマのツイン・ピークス(Twin Peaks)に出てくる丸太を抱えたおばさんのように、いつもそんなものを持ち歩きたくありません)
あまり現実的な解決法は見つかりません。
日本で静電気防止リングというものを見つけて、喜んで買ってきましたが、両手首につけても私にはあまり効果はないようです。
何でもない所で、「イタッ!」と叫んで涙目になっているヘンな人を見たら、それが私です。