お茶よりもお酒の方が好きな私ですが、ティーハウスで働いたおかげで、お茶に詳しくなりました。
オーナーは中国人で、中国での実家は茶畑農家、”我人生茶共存”(絶対うその中国語)というような、お茶博士みたいな人でした。
中国のみならず、日本、台湾、インド、アフリカ、南米からも取り寄せ、自分でブレンドもしていました。
全部で50種類もあったでしょうか、すべてのお茶の特性、淹れ方、効能を覚えるのは大変でしたが、楽しかったです。
お茶を売るだけでなく、店内でも飲んでリラックスできるようにテーブル席もあったので、いつも忙しかったです。
しかし、お茶が高級すぎて、たとえ同じお茶葉で6-7回淹れられるといっても、11-18ドルは高く、結局2年ちょっとで店を閉めることに。
お客さんは薬局と勘違いしているように、「頭やのどが痛んだけど、どのお茶が効く?」とか、まあそれに効くお茶はあるにしても、「どのお茶を飲めばビヨンセみたいな体型に痩せられる?」という質問もあって、絶句したのも良い思い出です。
美しいお店だったのに、残念です。