道路状況にもよりますが、車で2時間弱と近いので、ニューヨークへは、平均して月に一度行きます。
NYでの行動はもうパターン化していて、まず夫が見たいチェルシーの画廊めぐりか美術館に行ってから、ミッドタウンへ移動してブックオフ、日本の居酒屋、日本の食料品店に行きます。
友人と行くときも同じで、チェルシーで待ち合わせて一緒に画廊めぐりをして、じゃあねと別れてミッドタウンへ。
だから私たちにとっては、NYへ行くのはイコール日本へ行く感じです。
そんなに各スポットが近いというわけではないので、ものすごく歩きます。
どんな靴をはいていても痛くなり、絆創膏で補強してももうあかんとなって、安いスニーカーを買ったこともありました。
なので夫は出かける前に私の靴を見て、「それは大丈夫か?」と必ず訊きます。
おしゃれしたい心意気と大丈夫かどうかの葛藤がうずまく瞬間です。
それはともかく、ブックオフが出店するまでの、輸入税込みで2倍にもなる本を買ったりしていた頃に比べると天国のようです。
本(日本語の限定)とお酒さえあればハッピーな私にとって、本が安価で手に入るという状況はとても有難い。
ただ、最近はブックオフで日本語の本の売れ行きが思わしくないのか、1ドルの本が姿を消して、アメリカ人客用のゲームやCDに売り場面積が乗っ取られているようで心配です。
私が日本語の本をAからZまでチェックしている間、夫はCDのチェックに余念がありません。
それから、日本スタイルの居酒屋へ。
少しずつ色々食べられるというのはやっぱり楽しいし、何を食べてもはずれがないというのは、アメリカで本当にほっとするひとときです。
肉~!という気分の日には、マンハッタンに3軒ある牛角へ行きます。
自分たちでBBQができるという設定がウケるんでしょうが、いつ行っても混んでいます。
それから日本食料品店へ行って、夫が「それは杖か?」と訊いたごぼうなどを買って帰ります。
別に特に好きでもないのに、なぜ買ってしまうのか自分でも分かりません。
なんだか、NYへ行くというともっと華やかな感じがしてもいいようなものですが、私たちにとってのNYはこんな風です。