うちの猫は11歳。りっぱなおっさんです。
タキシード猫ですが、顔の黒白が左右対称ではなく、ハンコをずれて押されたようにちょっと残念な感じです。でも美男です。
私は早朝、この猫に顔をたたかれて目を覚まします。
声こそ、「寝てるのに悪いな。でもお腹すいたし、退屈だし」とちょっと気をつかってか細く高い声ですが、おっさんに起こされてると思うとちょっと不快です。
太りすぎないように気をつけているので、それほど太っているようには見えないのですが、でかい。
子猫のときの最初に連れて行った獣医は、「この子はそんなに大きくなりませんよ。」と言ったのに、でかい。
獣医が何を根拠にそう言ったのかは謎ですが、うそつきです。
やっぱり身体が重いらしく、どこかから飛び降りる時は、着地のショックで「んに」と自然に声が出てしまいます。
先祖に長毛種でもいたのか、とても分厚く、ふわふわと細く柔らかく、とにかく温かそうな毛並みなので、夏は苦手なようです。
いやー、今日は暑いなーという日には、あちこち少しでも涼しいところを求めて移動しては気絶しています。
「あれっ、ついさっきあそこにいたのに」という感じで、何匹も同じ猫がいるかのような錯覚に落ちいるほどです。
おっさんだし、ちょっと寝心地のいいベッドでも用意してあげようと思って、私が使いたいくらいふわふわの猫用ベッドを買ってあげたのに全く無視して、こういう紙袋の上とか
こういうどうみても小さすぎの箱の中(?)とか
さすがはアニマルシェルター育ち、贅沢は敵だと心得ているのかもしれません。