注意!ネタバレが一部あります。
(実は3回目!)
1回目は見るのに夢中で、2回目はおせち料理を作りながらだったので、耳だけ(もったいない
)。

今回は夜の部だったので、映画館みたいに消灯して、パソコンの画面をじーっと見ていました。
コンサートが始まり、最初はキャリア30年のメンバーがそれぞれみんな緊張しているのが伝わってきました。
曲が進むにつれてお客さんとの距離も縮まって、まるで何年か振りに会った恋人同士みたい

お互いを思いやりながら、気遣いながら、瞳を合わせ、言葉を交わし合って、手を取り合って、ハグして、、、みたいでした

長らくステイホームの期間があったので、MCで草野さんが「バンドマンとしてのアイデンティティ」という言葉を口にしていました。
ビッグネームであっても、バンドマン、ミュージシャンとしてこのコロナ禍で自ら向き合っている姿は誠実で率直で等身大に感じました。
そして、こうしてライブができることを、スタッフやお客さんにお礼を言っていた姿は、心から震えるように喜びをかみしめているみたいでした。
今回は感染予防に配慮して、ゆったりめの曲で座って楽しむコンセプトのコンサートでした。
なので、お客さんはマスクをして、声を出すこともなく、せめてリズムに合わせて体を揺らしたり、拍手を目いっぱい送ったり









それでも終わりの方になると、メンバーの皆さんも馴染んで会場と一つに溶け合って、客席を目一杯感じながら演奏していて、お客さんもそれに応えていたように感じました。
MCでも、田村さんは嬉しかった、と言ってたし、崎山さんも三輪さんも感謝の気持ちを口にしていました。
また会えるよ 約束しなくても、と魔法のコトバの歌詞をキーボードのクージーさんが言ってたのを聞いて、そうだよね、って思いました。
また会えるよ 約束しなくても、と魔法のコトバの歌詞をキーボードのクージーさんが言ってたのを聞いて、そうだよね、って思いました。
スピッツのコンサート/ライブはいつもこうしてメンバーとお客さんが愛を伝えあって、物理的には距離があっても、心はハグし合っている。
愛があふれてる

アンコールの最後の「ハネモノ」という曲では、最後だからこそ、最後だけでも、お客さんに身体ごと音楽に身を委ねられるように、会場がマックス一つになれるよう、手拍子でロックのリズムを刻める曲を選んだ、ロックバンドらしい心意気を示したように感じました。
こんな世の中の不条理にあっても、顔を上げて、思い通りに生きる、と。