私は結婚後にピアスの穴を開けたんですが


実はこれ、

ものすごく勇気を出したことなんです。



というのも、


高校生の頃でしょうか

よく母がピアスのことを


「親にもらった体に穴開けるなんて」


と言っていたのです。




それを聞いて育ってきた私は


ピアスの穴を開けるのは

親泣かせ、親不孝、罰当たり


と思うようになりました。



というより、


ピアスの穴なんて開けようもんなら

お母さん泣くだろな


という感じでしょうか。




そんな私が、結婚後に

なにか冒険をしたくなり、

ついにピアスの穴を開けたのです。



冒険って言える?

ってくらい小さな事ですよね



でも、私にとっては、

すごくすごく大きな事だったんです。




ピアスの穴を開けた後、

写真や鏡に映る自分の耳に

キラリと小さく光るピアスは

とても眩しくて明るくて


大きな扉を開けて一歩前進したような

そんな達成感がありました。




さて、その後実家に帰省する時

髪の毛でピアスを必死に隠して

過ごしていたわけですが


母に見つかりました。



すると母は



「あら、ピアス開けたの?いんじゃないおねがい


と。




え?




「あんなに、

『親にもらった体に穴開けるなんて』とか

言ってたのに」


って言うと



「いつの話してんのよニコニコ」、と。




母の価値観は

とっくに変わってた泣き笑い




私は、あんなに!

アナタの言葉に

縛られていたのに!(笑)





これは私の中で笑い話なわけですが





これと同じように



子どもの頃に植え付けられた

「これをしちゃいけないんだ」

という呪縛は



解いてしまえばどうってことないのに


なかなか解くことができないで過ごすことが

多いと思うのです。