前回の投稿で書いた通り、

うちは家族経営で商売をしているので


よく香典を包んだり

お祝いを包んだりしています。

驚くこともありますが、それ自体は

好きにすればいいと思います




そんなわけで、

義母は新聞のお悔やみ欄を

毎日チェックしているのですが




香典を用意しながら義母が



「死ぬのも金かかるね」



と言い放ったんです。




これを言ったのは一年前、

2023年の1月です。


私の父は2022年の年末に亡くなりました。



父を亡くして一ヶ月経つか経たぬかの私に



「死ぬのも金かかるね」



ですよ?





私は絶句でした。

ココロ、シャットダウン




私の父が亡くなった時、


義実家から、

相場以上の額の香典が送られてきたのです。

さらに

義父が呼びかけてオットの兄弟からも、

義父の兄弟からも、会社の名前でも。

合計7通の香典袋が書留に入ってました。



さらに

葬儀会場に、義父の名前と、兄弟連名と、

会社の名前で花籠スタンド。

会社の名前はオットの会社だからいいとして


義父の名前や兄弟の連名の花スタンド、いる?



故人の娘の夫の両親が花を贈るのも

普通と思う方も多くいるかと思いますが


コロナ騒動もあったし葬儀は小さくやるって

言ったのに。


それで父の妹夫婦や、私のいとこ(父の甥と姪)も花は供えてないのに。




姉の勤務先よりも

妹(私)の婚家一同が目立っちゃって

私はなんか、辛かった




私は祭壇を自分の名前で派手に飾ったり

実の家族以上の額の香典を送りつけることを

「葬式合戦」と勝手に呼んでいます。


「お宅に対して、こんなにもできるんだぞ」

という意味にしか、見えないのです。

「どや!」

って感じ。




気持ちはこもっていないんです。


※義両親にとっては、商売もしてるし

祭壇を派手に飾るのは普通のことなんだと

思います。それはいいんだけど、

でもそれを、

一般のサラリーマンだった父の小さな葬儀で

ドカンとやられると、

親族内のバランスが悪いんです



葬儀が終わって、届いた書留を開けると、

遠方の親戚や父の友達、同僚の方などはみな

ご丁寧にお手紙を添えてくださってました。

父との思い出を書いてくださる内容だったり

母を気遣う内容だったり。


私はお会いしたことのない

その方々の手紙を読んで、

生前の父の人柄を思い出したり、

書留を送ってくださった方と父のことを

想像したりしたのですが、


義両親からの書留は、香典袋が7枚あるのみで

手紙は無し。

香典袋の芳名も義母の雑な走り書きの代筆。

(電話で香典を呼びかけ、立て替えたのでしょう)



義父の名前の香典は、父の妹よりも多かった。

相場以上のことしてくるあたりが、

葬式合戦なのよ。



兄弟に呼びかけたりなどしなくていい。

義父の香典も相場以内でいい。

花スタンドもいらんから、

手紙を添えて欲しかった。



その時はそう思ったものです。


さらに、

父の死後1週間後に、

「線香あげにいかないと」とかいって

うちの実家に来ようとした義両親。



 はあ?



年末年始に飛行機に乗って、来る?


宿泊も必要だし、

年末年始に飛行機直前予約って


合計20万とかかかるけど?




葬儀のために来るならまだ分かるけど

葬儀が終わってから来る意味が分からない。

来れないから香典を書留で送ったんでしょう?

それで十分ですよ



死後の手続きが始まりバタバタしていたので

こんな時に来られてもってことで

義両親の来訪は阻止しましたが。



「寝子の父さんにはよくしてもらったから

これくらいしないと」みたいなこと

言ってましたが。



悪いけど

阻止しました。






そんなことがあったのに


一ヶ月も経たぬうちに


「死ぬのも金かかるね」


と来たもんだ。




私は

相場以上のあの香典、花代、

「すべてお返ししましょうか」

っていう気持ちになりました



でもそこに怒りはなく、

なんだか虚しい、

さびしい気持ちになったんです




「死ぬのも金かかるね」な気持ちの人が

20万もかけてうちの実家に行くだなんて

どの口が言うのでしょう




義母が私にいじわるする、というのなら

私はオットに話すと思いますが

そういうのではなく

間接的な本音ポロリで

私が悲しい気持ちになっているだけなので

オットにはわざわざ話すことはしてません。


こんなこと誰にも言えなくて

ブログに吐き出しちゃいました悲しい

愚痴っぽくてごめんなさい



人によっては、相場以下のケチな香典をもらい

気分を害したことがある人もいるでしょう。

私も、明らかに相場以下の香典を包まれたら

父を蔑ろにされている気持ちになったと思います。


でも、今回書きたかったことはそういうことではないのです。それが伝わってくれると幸いです