犬の末期肝硬変治療(火葬) | ひめりず大きな声でひとり言

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2021年4月14日、水曜日
18時に葬儀屋さんが来る。
火葬車での火葬をお願いしている。

17時半、下の息子と急いで家に帰る。
約束は18時。
急いで着替え、みんなでりずの前に集まった。

葬儀屋さんが来る前に再度エンゼルケアを行った。
顔を拭き鼻もきれいにした。
綿棒に水を染み込ませ、口元に当てる。

りずを抱き抱え、私と息子達と一緒に最後の家族写真を撮った。

りずの全身を撫で、キスをした。
がんばってくれてありがとうと伝えた。

葬儀屋さんが到着し、手続きを済ませる。
りずを火葬台の上へ運び、周りに花を置いた。
ピンクや黄色や青の鮮やかな花の色は、りずにとても良く似合ってとてもかわいらしかった。

好きだったごはんも添えて手を合わせ火葬が始まった。

約1時間、家の中で待機する。
りずの遺骨を置く場所を整え、遺影の写真を息子達と考えた。
3人の携帯のフォルダには溢れんばかりのりずの写真が入っている。
1枚1枚思い出がある。

火葬が終わり、拾骨の時間となる。
どの骨がどの部分なのか丁寧に説明をしてくれた。
頭、顎、喉仏、肉球部分、肩甲骨にあたる部分、肋骨、尻尾…
その時ひらひらと雪が優しく舞ってきた。
りず、雪も好きだったよね。
風はなく雪が舞う。

敷いてあるマットがお腹の部分だけ黒く焦げていた。
病気で悪い所はこうなると説明を受けた。
悪いところは一部分でそんな広範囲ではなかったと思われますと、説明を受けた。

そして、同じ場所に黒い塊がある。
癌などの腫瘍があった場合は、こういう形で残る場合がありますと説明を受ける。
りずの場合、おそらく硬く縮まってしまった肝臓だろうと思った。

同じ部分の骨が緑色をしていた。
薬が残ってたりすると、緑色になる場合があると説明をしてくれた。
リアルに感じた。最後の痛み止めを飲ませた事は正解だったのか。
どう選択しても最後は後悔となる。
それに負けてはいけないと心を強く持った。

脚の骨を箸渡しをし、脚から骨壷へ収めていく。
これはりずのお腹だね。胸だねとひとつひとつ優しく拾った。

こうしてりずは家の中に戻ってきた。

今日も同じごはんを食べよう。
お水も飲んで、お菓子も食べて!
去年撮ったりずとの家族写真もりずの周りに飾った。