スタッフTですー




今、どこの自治体も議会中だなぁー
日野市はどうなってるのかなぁーと見てみたところ一般質問にて、
伊東議員が「飼い主のいない猫対策」に関する質問をされてるようです。




(掲載元)



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過去の議会では、
飼い猫の適正飼育や、飼い主のいない猫対策について日野市議会で取り上げられた事ってあったのかなぁーと調べたところ、



日野市は、議事録の検索システムがありまして
「平成30年度 第2回定例会(第6日)」に、これまた伊東議員が「ペット関連にて総合的に問う」という形の一般質問をされてました。





一般質問の内容
全文
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結構、長いので切り取りますー
切り取っても結構ボリュームがありますが、、、


ポイントとしては、最後の日野市長の発言にもあるように、既存の助成金制度など飼い主のいない猫に対する問題意識を持っていて、これからどういった取り組みをしていくか検討していきたいというところですー


日野市を良くしたいというのは、議員も職員も住民も同じだと思いますし、そのために三者協働で市民活動・環境活動という側面から、飼い主いない猫対策に関してアプローチできればいいなぁと考えてますー



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「平成30年度 第2回定例会(第6日)」
一部抜粋


①市に寄せられる犬や猫に関する要望や苦情について
(日野市 環境共生部長)
市民からの要望等については、犬や猫のふん尿の被害、犬の鳴き声、飼い主のいない猫への餌やり、犬の散歩マナーに関することや市からの継続的なペットのマナーに関する啓発を希望するなど、多岐にわたっております。
  動物保護ボランティア及びその団体からにつきましては、猫の避妊去勢手術助成制度の利便性向上や猫に関する講習会の講演依頼についてなど御要望をいただいているところでございます。


②飼い主のいない猫に対する市の対応
(日野市 環境共生部長)
 殺処分や飼い主のいない猫をなくすための活動といたしましては、例えば、飼い主のいない猫にむやみに餌を与えている方がいるとわかった場合など、注意のために訪問させていただき、啓発普及のためのチラシを配布するほか、避妊去勢手術をした上で世話をしないと、猫が必要以上にふえてしまうことにより、結果的には不幸な猫をふやしてしまうといったようなことをお伝えしているところでございます。 

《今後想定している対応について》
飼い主のいない猫に関するリーフレット、そして、厚生労働省で作成した動物由来感染症の冊子などを集約した形で、近隣市のガイドライン作成状況も踏まえて作成していきたいと考えているところでございます。

 市が(飼い主のいない猫に関する)活動を支援することにより、動物愛護の活動という側面だけではなく、地域の衛生環境の向上などに資する公益性の高い活動として、広く市民の協力を得やすくなるなどのメリットもあると認識しているところでございます。


③飼い主のいない猫対策について
(伊東議員)

 市が管理すればトラブルは解消すると私は思っております。飼い主のいない猫、地域猫への対策は一定のルールで、餌やりは餌の置きっ放しはしないと、必ず片づける。トイレは餌場から離れた場所に設置して、トイレをつくってあげれば、ほかのお宅に入ってふん尿はしません。猫のトラブルは解消していきます。餌の置きっ放しはカラスやネズミなどのさまざまな生き物が荒らし回ります。
 一番大切なことは無責任に餌やりはしない。地域猫として餌をあげるのであれば、不妊手術はもちろんのこと、猫の健康管理まで責任を持ってやっていただく必要があるかなと思っております。それには、地域住民の承認、もしくは自治体や市、あるいは動物病院などの協力が必要かと思っております。

 例えば、猫の餌やりの苦情が来ましたら、猫に餌をあげるな。の看板ではなくて、苦情をくださる方にしっかりと問題の御説明を市が率先してしてあげるということが大事だと思います。その説明方法としては、猫の餌やり禁止は根本的な解決にはなりません。餌がない猫はごみをあさったり、近所のお宅に入り込んで餌を探したりして、町中を汚していきます。これを防止するためにも、一定のルールのもとで猫への餌やりをやり、人との共存が必要ですという話をしっかりとしてあげる。
 
同じねこだすけのほうでも、猫に餌をあげたら片づけましょうと。餌の置きっ放し禁止ということで、この地域は去勢手術や猫の餌やりを見守っていますということで、地域猫対策実施中というようなルールとか、同じく置き餌禁止ということで、これは餌をあげるときに置きっ放しにすることが不衛生ですということで、しっかりとカラスやネズミ、アリなどが集まり汚しますということで載っています。こういったのも、もし状況に応じて掲示してあげればいいのかなと思っております。




(日野市 環境共生部長)
相談者の方が御自身で保護飼育を行うことができずに、また意思がない場合につきましては、猫が育つまで見守ることも難しい場合につきましては、東京都の動物愛護相談センター多摩支所に相談するように御案内しているところでございます。
 離乳前の子猫で母猫に産み捨てられたなどの理由により自活できない場合には、センターで引き取りを行っているとのことでございます。




(伊東議員)
今の御答弁を聞いていますと、完全にセンターやそういうところに任せてしまうような話が、ちょっと話が、内容のような感じが私、受けまして、それはちょっと話が違うなと私は思っております。




④助成金制度について
(伊東議員)
市内の飼い主のいない猫の去勢手術を受けた猫は何匹いるでしょうか。25年度は60頭、26年度は100頭、27年度は83頭、28年度は82頭と聞いておりますけれども、29年度は何頭でしたでしょうか。その中で、飼い主のいない猫の不妊手術を受けた猫は何頭だったでしょうか。


(日野市 環境共生部長)
 平成29年度、81頭で、そのうち、飼い主のいない猫の不妊手術は1頭でございます。これまで、飼い主がいなかった猫を飼うと決め手術をしている場合には、飼い主有りでの申請として受け付けをしているため、もとは飼い主のいない猫であったと思われる避妊去勢手術の件数は、わかっているところで十数件ございます。

(伊東議員)
日野市内での飼い主のいない猫の去勢避妊手術数は多分28年度では550頭、29年度は650頭と推測されます。多分、市が把握している数とは、到底かけ離れていると思いますが、それだけ市内には飼い主のいない猫がいるということなんですね。


(伊東議員)
公益財団法人の動物基金というのは、まず、御存じでしょうか。


(日野市 環境共生部長)
この事業につきましては都内で13カ所の病院と限定はされるものの、行政枠での避妊去勢手術も可能とのことで、市独自の助成制度と選択制で利用できる自治体もあることから、今後実施の可能性を検討していきたいと考えているところでございます。
現在の(日野市の)助成制度について問われたものでございますが、現在、より市民の方に利用しやすい助成金となるよう、この助成制度の事業のあり方や方法については検討中でございます。
 飼い主のない猫の補助につきましては、猫に関する活動をしているボランティアの方々からも御意見をいただいているところでございまして、こうした活動の活性化を図るという視点も考慮して、見直しや検討を行っていきたいと考えているところでございます。






◯日野市 大平市長

伊東秀章議員より、ペット関連を総合的に問うということでの御質問をいただきました。
 東京都と環境省が、人と動物の共生ということで、殺処分ゼロを目指すということのお話を冒頭いただきました。近年、現在の小池都知事も殺処分ゼロということを目指してということが、よく報道もなされるところでございます。
 その上で日野市はというお話をいただきました。動物保護ボランティアからは、動物保護ボランティアの方々は市に不信感を持っているというところから始まりまして、ガイドラインの未作成であるとか、いろいろ日野市の現状について問われたところでございます。
 ペットの放置は犯罪であるお言葉もいただきました。そのとおりだというふうに思っております。そのためにどうすればいいかということで、いろいろ御提案いただいたところでございます。
 府中市、それから立川、国立などの先進事例も御教示いただきました。先ほど環境共生部長が答弁したとおり、現時点での日野市の取り組みのレベルというのは、その答弁のとおりでございまして、まだまだ改善点たくさんありますし、先進事例に学ばなければならないこと、たくさんあります。何よりもやはり、動物保護ボランティアの方々初め、問題意識のある市民の方々との信頼関係を築いていって、また、ほかの自治体でもやっているレベルの補助などについては、調査研究した上で随時実施していく必要があるかなというふうに思います。少なくとも、かなりその点での後進的な自治体と言われないような努力が必要なのかなというふうに感じているところでございます。
 いずれにしろその辺につきましては、きょう御指摘いただいた、また、いろんな実例、そして、いろんなパンフレットを御教示いただきましたので、その辺を参考にしながら、日野市らしい動物保護、殺処分ゼロに向けての努力というものをしていきたいと思っておりますので、引き続き御指導いただければと思います。