エシャ愛子です。
前回の続きです。
「先生」が嫌いだった
「先生」にはなりたくない
と、頑なに思っていた私が
「この考え、なんか違うんだろうな…」
と感じ始めたのは
娘を見ていたからでした。
娘は中学生の時に
嫌いな英語と数学の成績が壊滅的になり
自分で塾を見つけてきて
通い始めました。
中3になると
高校受験のために
雨の日も風の日も
毎日自転車でその塾に通い
自分の行きたい高校に合格しました。
その高校は進学校で
面倒見もとても良く
校内予備校で着実に学力をつけ
自分の行きたい大学に合格しました。
大学生になったら
母校の校内予備校のチューターのバイト
個人指導塾の講師のバイトを
掛け持ちし始めましたが
コロナ禍でリモート授業になり
自宅で大学の授業を受け
オンライン塾講師のバイトをし
自室で忙しそうにしていました。
学校嫌いの私に似ず
娘は勉強や受験の楽しさに目覚め
「先生業」も
とても楽しそうにしていたのです。
まだ10代で。
「人にものを教えることって大変だよね
ママはそんなことできないから
あなたが塾にも生徒にも慕われながら
先生をやっているの、ほんとに凄いと思うよ」
と言ったら
「簡単だよ。教科書に書いてあること教えたら良いだけだよ。ただ理解力はその子その子で驚くほど違うから
こちらがいろいろ工夫しないといけない」
なんて言っていて。
「先生なんて〇〇だ」
という私の先入観は
なんて無駄なものなんだろうか。
私にはその先入観があるばっかりに
自分の本当にしたいことが
出来ていないのかも知れない。
視界がとても狭くなっているのかも知れない。
行く選択を狭めているのかも知れない。
なんて感じたのですよね。
思い込みに囚われそうになった時
いえ、人は思い込みに囚われるものです。
死ぬまで思い込み続けます。
だけど
思い込みに囚われている自分を認めた時
囚われから少し、距離を置けます。
そこでやっと
この囚われは外しても良いものだなと
冷静に判断できるのだと思うのです。
感情が揺れる
ザワザワする
怒りが出る
悲しくなる
そんな時は
何かしらの
過去の記憶を投影している時です。
私は「先生」という職業に怒っていたのではなく
過去出会った先生個人への怒りが再浮上していたのであって
その他大勢の先生も
先生という職業も
何の罪もないし、全く関係がない。
つい主語が大きくなり過ぎるのですよね。
父親に怒鳴られて育った人は
「男の人は怖いものだ」
という先入観を持ち
母親に支配されて育った人は
「私は母の支配から逃れられない」
という思い込みを持ち続ける。
だけど
「男の人は怖いものだ」も
「母の支配からは逃れられない」も
単なる思い込みで
その思い込みによって
苦しんだり動けなくなったりしている。
その思い込みを外せば
男の人の優しさにも気付けるし
素敵なパートナーに出会えるだろうし
母の目を気にすることなく
自由に生きることが出来るようになる。
マインド(思考)は私ではないし
過去の記憶はもう過ぎ去っていて
ここにいるのは大人に成長した私だし
実体のない、幻想に囚われる必要はないのです。
実体のない、幻想である
「思い込み」に囚われている自分を
観察し
その思い込みから距離を取る。
思い込みを手放していく
すると
そのスペースに
いずれ新しい思い込みが入ってくる。
それもまた思い込みなのだけどw
自分が楽になる思い込みなら
自分の視界が広がるような思い込みなら
その世界を体験してみたら良いじゃない？
人は何のために生まれてきたのか
なんて
あまり考えることはないけれど
「体験」するために生まれてきたのだとしたら
その体験をさせなくするような
「思い込み」は
気付いたら書き換えたらいい。
「そんなの難しい、無理だ」と思い込めば
難しいし無理だけど
「簡単だよ」と思い込めば
簡単に書き換えられるくらい
実体のない
幻想なのだから。
LOVE
EshaAiko
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