エシャ愛子です。
私の子育ては
ほぼほぼ終わった気がしていますが
育児で一番難しいと思ったのは
「黙って見守る」
ということだったかもしれません。
親はどうしても
子どものやる、おかしなことに
口を出したくなり
手を出したくなる。
それは
子どもの「自分でやってみたい」という
好奇心や
自主性や
行動力や
向上心のようなものが
芽生える
そのウズウズする感覚や
ワクワクする気持ちや
衝動を
親が奪ってしまう行為です。
もちろん
一瞬でも目を離したら
子どもは車道に突っ込んで行くし
火を扱うところでウロチョロするし
コンセントに何か入れようとするし
棒を持ったら嬉しそうに振り回すし
ボールを掴んだら室内でも投げたがる
活動的な子供ほど
隙を見せると死ににいく（マジ何あれ）
危険なことは
全力で止めないといけないし
「それは危ないからしてはいけない」
と言うけれど
好き嫌いが酷いとか
挨拶が出来ないとか
公園から帰りたがらないとか
学校へ行かないとか
ゲームばっかりしているとか
勉強をしないとか
お風呂に入らないとか
誰かを攻撃するとか
親が
「！？」と思う瞬間って
何度も来ますし
子どもが大きくなるほど増えてきます。
親として試されているような
「今、この場で、
私が出来る最善のことは何だろう」
と緊張が走る時
カッとなったり
感情に任せて怒鳴ったり
常識や正論を押し付けようとしても
何も解決しなくて
この子は何故このことを言ったのだろう
この子は何故こうしているのだろう
という
その子の内側にあるものを
ジッと見なければいけません。
危険が及ぶものは
秒で対処しなければいけないけど
「あれ？なんかおかしいぞ？」
と思うようなときは
真っ先にしないといけないのは
「その子を観察すること」です。
自分の価値観はわきに置いて
良いとか悪いとかジャッジせず
正確には
ジャッジしてしまう自分をなだめて、いなして
その作業が一番大変で
つい口が出そうになる
つい手が出そうになるのを
抑える時
もう
禿げ上がりそうなほど
自分の中で葛藤します。
だけど
「ここは見守ろう」
と覚悟が決まると
力んでいた肩が下がって
やっと息が出来るようになります。
しばらく観察していると
「ああ、やってみないと気が済まないんだろうな」
「どうしても、受け入れられないものなんだろうな」
「この子は問題と思っていないのだろうな」
「この子なりの考えがあってのことなんだろうな」
「この子の理由があるのだろうな」
と、色々見えてきて
こちらも冷静になってきます。
自分の感情に任せて
言ってはいけないことを言ってしまったり
やってはいけないことをやってしまったりするのを
防ぐことが出来ます。
親が子どもに腹を立てるのは
親自身の不安の表れですから
子どもを冷静に観察できるようになれば
自分のことも冷静に観察できるようになります。
手や口を出さずに見守ることは
放置することではないし
諦めることでもありません。
目は離していないのです
関心は向け続けているのです
愛は送り続けているのです。
その子を尊重し
信頼し続けることなんです。
だからしんどいんです。
その間自分のエゴがワタワタするから。
善悪のジャッジをせず
いったん、見守る
表面的なことや
自分の思考や感情から
すっと身を引いて、距離を取って
観察する。
これはテクニックだと思うのですが
これが出来るようになると
ザワザワ、イライラ、ソワソワする時
そんな自分を観察できるようになります。
世間の価値観
自分の固定概念
自分の思考、感情から
時々、距離を取って
冷静に観察する
観察者、観照者となることは
凄く難しいけれど
死ぬまで必要なことだと思います。
LOVE
EshaAiko
ポワポワのミモザの可愛いこと。
もう春はすぐそこですね。
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