8月11日  火曜日   穂高岳山荘は雨…

深夜、トイレに行きたくなり目覚める。
窓際ベッド、月の光が煌々と照らし月光浴!

トイレから戻り仰向けで窓の外を眺めていると…
雲の変化が激しい。
とうとう月にかさが掛かってしまった!
今後の悪天候決定😹

ん⁉️   動悸⁉️⁉️    脈を測ると98bpm
頭痛は相変わらず…   
↑ 穂高岳山荘2982m
軽い高山病、仕方ないか……
脈を測ると面白いように高度と共に増えている💧
平地〜涸沢ヒュッテ〜穂高岳山荘と増している。

朝2時半。
岳沢〜前穂〜奥穂〜穂高岳山荘と縦走して来た同室の女性が出発準備を始める。
劔の小屋で高山病で酷い目に遭って救助された経験上、クスリを服用して爆睡したとのこと。

若いご夫婦でその日のうちに岐阜に帰り、翌日から仕事とのこと。
穂高岳山荘〜涸沢〜上高地まで一気に下り、上高地からバスで岐阜側の『あかんだな駐車場』まで行き、マイカーに乗り換えて平湯で温泉に浸かった帰宅。

岐阜から来られている方が多く、都民が高尾山に行く感覚で?槍穂高エリアに来ている⁉️
さほど交通費が掛からないから、と。

お江戸から『さわやか信州号』往復の場合、2万円にちょっぴり満たない程度のバス代、年1の一大イベントだけど……

↑ 8月11日   4:55

霧雨でモルゲンロートは現れず…
↑ 5時、朝食💗

↑ ガスガス&小雨の中、下山に向け出発!
↑ ヘリポートの向こうに奥穂高岳登山道が…

トレッキングポールをザックにしまい、ザイテングラートを下るぞ!

途中、鎖場有り。
登りは楽勝でしたが、下りトラバースは荷物を背負った短足な私にはステップが遠い……

行きの涸沢までのダラダラ登りで痛めた右手首は相変わらず痛く、岩場から身体を離して両手に体重を掛けるのは忍びない。
こうなったら「気分はピルエット!」、お腹に力を入れて上半身の体重を上に逃し、足元は確実に!!

鎖を両手で掴み、身体を岩から離してステップを確認してスッと体重を上に逃し、次の瞬間安定したステップへ移動。
体重を上に逃したことにより痛めた右手首にデブの重みが掛かることもなく、作戦勝ち💗

こんなデブでも、一瞬の体重・重心コントロール出来るということに驚き💗💗

落ちたら数百m⁉️

長野県警山岳事故週報によると、先々週ツアー登山中にザイテングラートで滑落事故が遭ったとのこと。

ザイテングラートは奥穂高岳初心者ルートですが、侮れません…

↑ 群発地震&長雨でグズグズ浮石多数、尚更。
↑ 高山植物の宝庫ですが、写メる余裕無し💧
↑ パノラマルートでお花を愛でたいけれど、クライミンググローブ回収に行かねば…
↑ 8:52  涸沢小屋到着
↑ 涸沢小屋 大展望テラス
愛用のクライミンググローブが掛けてありました💗
小屋の受付でお姉さんに声を掛けてお礼を言う。
↑ 涸沢小屋を後に涸沢ヒュッテへ
↑ 涸沢野営場
長野県山岳警備隊詰所前を通過、イケメンのお巡りさんが立っていたのでご挨拶すると、「どちらへ?」
「徳澤園まで」と答えると、
「下山ですね。上高地のキャンプ場に熊が出て被害に遭われています。なるべく一人にならないように」

お巡りさんにお礼を述べて涸沢ヒュッテへ。
↑ 涸沢公衆トイレ、100円で利用。
豊富な水で顔と手を洗い、水を補給。
↑ 9:35  涸沢を後に横尾へ向けて出発
↑ 11:30  本谷橋到着
冷たい水で顔・手・首を洗い、ヘルメット&レインウェア上下を脱いで一息…
↑ 12:25  本谷橋を出発
↑ 13:34  横尾着   
100円トイレに入り、顔と手を洗って水を飲む。
横尾山荘で食事のつもりが…  コロナで食堂休業😹
↑ 腹減った〜   
↑ 横尾大橋
横尾から徳沢へ向かう。
山靴の中で足が浮腫み、外反母趾と小指が痛い😹

↑ 15:17  氷壁の宿 徳澤園に到着


北アルプス紀行   ⑦   氷壁の宿 徳澤園  に続く☆