立春だったのでお雛さんを飾ってみた
うん やっぱりお雛さんいいな
ちゃんとしたお人形じゃないけど
季節ごとに飾り付けするコーナーを作っていて
立春からはお雛さんの番。
お内裏さまとちょこんと並んで三人官女も引き連れて
菱餅 桜橘
こうして眺めるだけで春が来ているんだなあとしみじみする
お雛さんをしまうころにはもっと春
桜がつぼみを膨らませて春がくる
4年前の今頃
同じように大学病院で検査の日々
知り合いでがんに罹患した人は4年周期でがんが見つかり
3回目のがんで逝ってしまった
違う友人は同じく4年ごとに見つかり
3回目のときに新しいがんが見つからず 今も元気でやっている
身体を切ると治るというが
切ったところは傷はふさがるけど治るわけじゃない
失ったものは失ったままで
傷は傷として残る
乾燥する季節になるとかゆみが出たり違和感が出て
ああ あのときの といつまでも忘れさせてはくれない
今がきっと一番つらい時期
自分ががんなのかすらわからない
でも 医師には「楽観視はしないで でも悲観的にはならないで」と難しいことを言われる
来月にはなにもかもはっきりする
11月から4カ月
間をおいて続く検査の結果ごとに事態は悪くなっていく
お雛さんの前に座りこんで つい涙が出る
ので
三人官女のうちの誰が既婚なのか
お歯黒を覗き込んで突き止めることに集中し 考えても仕方のないことをやめてみる
お歯黒とか気味の悪いことじゃなくて マリッジリングとかしてくれてたらいいのに。
今年も誰かわからんで終わりそう