パラリンピックが間もなく控えているが、オリンピックが終わった。

 

私は、どちらかというと、オリンピックは延期、もしくは中止派だった。だって、オリンピックをやってしまったら、コロナの感染が広がってしまうことが想定できたから。しかし政府は、「オリンピックの開催、延期、中止」を述べることなく、「観客ありか無観客か」という理論に強引に持っていき、結局観客の制限は入ったものの、当初予定通り開催してしまった。

 

開会式の日。私はテレビの前にいた。去年末の大晦日の時、私は入院していて、テレビがなかったため、紅白歌合戦が見れなかった。私は嵐のファンだったので、年末の紅白歌合戦での彼らの最後の晴れ舞台を見ることをずっと前から楽しみにしていた。しかし、それは結局かなうことなく大晦日が終わってしまった。

 

多くの国民にとっては、「自分の人生にとって最後のオリンピック」という思いがあったように思う。だから、ブルーインパルスだって、オリンピックの5つの輪のシンボルとの写真撮影だって、コロナにもかかわらず多くの人が暑い中押し寄せたんだと思う。

 

私はブルーインパルスも、ニュースをみて初めて存在を知った。私だって、もし今元気であったなら、会社の同僚との会話などでブルーインパルスの存在が事前にわかって、あの場で生で見ることができたかもしれない。

 

私にとっても、「自分の人生にとって、このオリンピックは最初で最後のオリンピック」という想いが強かった。なので、ブルーインパルスだって可能なら生で見てみたかったし、5つの輪のシンボルとの写真撮影くらいやっておきたかった。でも、今の私の病状では、とても実現不可能であった。

 

癌になって、私は多くのことを失った。一体、癌は私に何を教えたかったのだろう。毒親とのことは、もう十分なくらい悩んできたし、毒親に起因する自己のアルコール依存症だって、悩み苦しみながら乗り越えてきた。これ以上、どうして人生は私を苦しめるのだろう?

 

(私が癌になった理由は過去の下記ブログをご参考いただきたい。)

 

 

オリンピックに関しては、今のコロナの感染状況を見ると、やはり延期か中止にすべきだったのではないかと個人的には思っている。パラリンピックもすべて終わって、コロナも、ワクチンの力で何とかこれ以上状況が悪くならずに終わればいいのだが。。