私が今喉に着けているのは、「スピーチカニューレ」と言われるもので、喉の部分の穴にふたをすれば、気管から外に空気が出るときにカニューレから空気は逃げられず声帯を通るので、声帯が震えて声が出る。しかし、声が出るといっても、例えば「パ」音が「バ」音になってしまったり、綺麗な声ではない。このように、あくまでも家庭内でコミュニケーションをとるためレベルで、社会で使えるような声ではない。

 

また、私の場合、声帯が閉じ気味の状態で声帯が止まっているので、スピーチカニューレをつけて声を発した場合、今度は閉じ気味の声帯が邪魔をして空気を吸うことができなくて、急いでふたを外してカニューレから空気を取り込むようにしなくてはならない。

 

そういう理由があって、私は今は、カニューレのスピーチの機能は使っていない。もったいないのかなあとも思う。せっかく出そうと思えば、一応声は出るのに。。でも発声した後の息苦しさを思い出すと、どうしても使う気になれない。

 

今は、自分の将来に明るい未来がないという事実を考えては、気分が塞ぎこんでしまって何もやる気が起きないが、ちょっとやる気が起きた日に、またスピーチ機能も試してみようかと思う。