手術の翌日はリカバリ室にいたが、翌日の夕方から自分の病室に戻って来た。

手術をして良くなったこともあれば、新たな困った症状も出てきた。
良くなってきたこととしては、この病気が悪化してから手術前まで、「水分だけ」では飲めなかった。だから例え喉が渇いても、水だけを飲むことが出来ず、いつも「お水とお菓子」「お水とゼリー状飲料」といったように、何かと一緒に嚥下してしか水分が取れなかった。それが、手術後は「水」単体だけで、水分を取ることができるようになった。

困った症状としては、今回首のリンパ節転移の手術の結果、神経が傷付けられたようで、肩が凝って上がらないこと。左肩の感覚がないこと。喉にチューブが入っているので、痰が大量にでて喉元に絡み、看護師さんに痰の吸引をしてもらわないといけないが、それが非常に痛いこと。

痛い症状に苦しみながら、何をする気力も起きず、ただ何もない日々だけが過ぎていく。

だが、そんな中でも食欲だけは大勢で、その結果、自己回復力も上がった。いろんな身体の数値もあがり、徐々に点滴も取れて、首の太い管も取れた。