「親切心でしたというのに・・・(怒)」
そんなん、突然罵られてもねぇ。。。
ほんと阿呆ばっか、やってらんない。。。
「分かりました、可能の限り仕事を切り上げて急ぎますのでそのままいましばらくお待ちください」
と、そう言ったはずなのに・・・。。。
「子猫が生まれてお困りの方が居ますからすぐ来て下さい」
・・・そんな強引な依頼でしたが・・・人の為では無くただただ猫の為だと思えば・・・嫌な顔の一つもせずに無理を圧して急行すると・・・一体どういう話になっているのか、御丁寧に撤収されて・・・子猫をおさめた段ボールがひとつ放置。。。
「母猫は?それと・・・どうして勝手な事を?」
その答えが・・・
「お困りの方が居ましたから親切心でしたというのに・・・(怒)」
と、なる訳です。。。
「ほんと親切ですねぇ、それでどうなさるおつもりですか」
と尋ねると、
「あとは御願いします、私は忙しいので」
え?
「私たちは計画性をもって、母猫の施術タイミングのチャンスを狙っていたんですよ、子猫と現れれば計画的に出来たのですが、これでは台無しですが・・・」
「それに、御丁寧な箱詰めと放置行為、立派に遺棄犯罪として報告できますけれど・・・」
というと・・・ブチ切れ。。。
猫にお困りとやらの当の家の主は
「ぃ、いい加減にしろ~」
とかとか、どもりながら頑張っちゃって・・・ほんっと、浅ましい。。。
「根本的な問題解消の為になんの努力もしないで、迷惑迷惑って・・・誰にその責任の所在があるというのですか?」
と問うと、
「ここで餌をやるやつがいなきゃいい」
だそうです。
ようするに、自分のところじゃなきゃ、べつのところがどうなろうといいんですよねぇ。。。
阿呆の亭主のこれまた阿呆の奥方様は
「可哀想だからってうちの子がもらってくれる人を探していたんですよ」
と誇らしげでしたが・・・子猫いじり倒したろ、このガキ・・・。。。
哺乳類は未熟な状態で生まれ居出て、親の加護と授乳介助なしには成長しえないという・・・根本的な事の理解すらができない、ほんに粗末な脳みその様子で・・・開眼にも至らぬ未熟な子猫がもらってもらえる状態かどうかの判断もできぬらしい。。。
親も親なら子も子だな・・・日本も・・・終わってる・・・。。。
「母猫から奪い取り触り倒してしまったらもう、母猫はこの子たちを育てませんよ」
「この授乳期の子猫の育児は容易では無く、残念ながら自力餌に達せぬ子猫は愛護センターでは殺処分対象です」
そういうと、
「仕方ありませんね」
・・・だと。
「では箱詰なさった方、ご自身でお持ちください」
と言うと、
「忙しいんだからこれ以上かかわれませんよ」
ですって。
「では御迷惑されていらしたお家のご本人様御願いします」
というと、
「あのひとが箱に入れろって言ったから」
・・・だってさ。
責任のなすり合い。。。
誰も・・・自分のケツもまくれんのですよ。
で、親切だって?
可哀想だ???
怒り狂う気にすらもならない。。。
そこには・・・消えかけの・・・5つの命が。
善を取り繕う事ってそんなに大事かよ?
だから子供に本当に大切なことも伝えられないんだ。。。
ニセモノ、キレイゴト・・・。。。
万人に平均値でキレイに接しようだなんておもっちゃいない。
時に悪でもいいと思っている。
恨みましょうぞ。。。
忘れんぞ、その顔・・・。。。
母猫の無念、あなたたちには分からんのでしょう。。。
きっと・・・一部始終をみていたはずの母猫の保護に、それからそのまま貫徹で張り込みました。。。
しかし・・・母猫は現れましたが・・・殻に引きこもり・・・もうなんの感情も抱かぬ目をしていました。。。
哀しい目でした。。。
いままでに・・・たくさん、この目を見てきたんです。。。
こんな哀しい顔を見ない為に、私にできる事を、できるだけするだけです。。。
5頭の尊い命を預かりました。。。
まま、確かに預かりましたから。。。

