ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ
島 泰三
犬がいたから人間が進化したという。犬がいたから狩猟やも牧畜が効率的となり、文明が発展したということは聞いたことがあった。この本ではさらに、人が心を持つにいたったのも犬がいたからという。改めて、犬の祖先である「オオカミ」=「大神」ということを思い出した。犬のデンプン消化能力はオオカミよりも著しく高く、人との共存がデンプン消化能力の獲得に至ったというのは面白い。アムンゼンの南極遠征の成功は犬にあった。犬の伊勢参りは、感動話が好きな周囲の人がうまく計らった結果で、実際にあったのではないだろうか。今でもありそう。
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