想い出のある大好きだった絵本たち。
処分することを決める。

どなたかにお譲りできそうなモノは
そういった場所へ
それも難しそうな程汚れたモノは
資源回収へ。

孫が産まれた時に、なんて。
ちょっと思ってたけれど。
孫が産まれるかどうかなんて
まるきりわからない。
そもそも
子どもが産まれて
その子が結婚して
子どもが産まれて
だなんて
誰が決めたんだ?

それは私の勝手な妄想と期待で
その妄想と期待は
無言の圧力になりかねない。

そんな圧力をかけたいとは思わない。
じゃ
単なる想い出のためだけに取っておく?
私の死後
それを片付け
整理していく人間の身になったら
それらは単なる厄介なモノにしかならない。

写真の大半は処分済み。
幼少期から10代の頃の写真は
数枚しか残していない。
大好きだった本も大半は寄付した。
さて。
次は絵本の番。

彼らにもサヨナラを言おう。

身軽に。
とにかく
身軽に。

手元に残る本は
ほんの少しでいい。

梅弦で読むための本が少し。

あとの物語は私の頭の中にある。

手離せるモノは
全て手離してしまえ。