時代の終わりとはこうも突然やってくるものか。

歪な愛で始まった物語は、「愛」を持って刺した平本蓮に軍配が上がった。

追う者と追われる者、多くを持つ者と持たざる者。

慢心、油断、自信、過信、覚悟、、、未来。

先を見ていたのはどっちだろうか?
この試合だけに全てをかけていたのはどっちだっただろうか?

答えは分からないが、結果は一つ
すべては二人の表情が物語っていた、、、。



格闘技とは
敗者を決めるための
残酷な決闘である。
【THE MATCH】


終わりとは一つの始まりでもある。

全体としても、波乱が多く次へのストーリーがまた紡がれるような大会となった。

そんな中でもしっかりと勝ちきったRENAは流石だったし、扇久保も塩試合と言われようが、首の皮一枚で生き残った。

しかしYA-MANから始まり、所英男、久保優太と下馬評では不利と見られていた選手たちが会場を爆発させるような試合で魅せてくれた。




そして、その流れはそのままメインまで繋がっていく。

大会前に大きな話題となった「マニーパッキャオ」参戦。安保の大健闘と盛り上げを差し引いても、メインが終わった後の余韻は物語の終わりに集約される。



応援する者、後押しする者、一人一人にもさまざまな「想い」があっただろう。








時代の終わり、それに抗うか、手放して静かに去るか、、、。

その先に、居場所はあるか?
それでもつくるか?

未来を待とう、、、。