愛猫のソラタロウ、今朝ご飯をあげているときふとなにか変だなと思ったら、前脚の片方にまで水が溜まっていました。
むくみなのか腹水と同じ原理なのか、あきらかに片腕だけ太くブヨブヨしていて水が溜まってそう。
おそらく悪性腫瘍がそろそろ腕にまで入り込んできているのでしょう。
幸いなのか、ソラタロウはまったく痛がる様子もなく、たまにトイレとかご飯のために歩いています。
ここで出てくるのが獣医に見せるべきか問題。
どうもうちのかかりつけ医はあまり積極的にケアをすすめるタイプではないようで、行ってもそのまま返される可能性さえあって、なら行かないほうがいいのではと二の足を踏んでいます。
自分なりに調べたのですが、緩和ケアとは出てきた症状を抑えるためにするものなので、とくに困った症状が出ていないならすることはないらしいです。
大学で検査してくれた獣医さんにも、かかりつけ医にも
「なにかしてあげられることはありませんか?!」
と食い下がりましたが、
「ありません」
で終わってしまいました。
ソラタロウは
吐いていない→吐き気止めがいらない
食欲がない→食欲増進剤(ミラタズ軟膏)を処方される
おしっことうんちはしてる→便秘薬や下痢止め等いらない
呼吸ができている→胸水を抜く必要がない
水を飲んでいる→輸液がいらない。輸液を下手にすると腹水胸水が増える可能性
腹水が溜まってきている→腹水は下手に抜くと死に至るので末期も末期じゃないといじれない
ということで、たしかに調べてみるとできるケアはないのかも。
私としては癌で痛みがあるのなら鎮痛剤を使って欲しいのですが、触っても痛がらないし震えてうずくまっているなどもないので、かかりつけ医的にはいらないと判断されてしまっているようです。
何度か鎮痛剤の話をしましたが、無駄でした。
それだけソラタロウは末期なのに重篤な症状が出ていないということで、良い事だとは思うのですが、でも何も医療行為をしないのはそれはそれで飼い主としては苦しいです。
対処が必要な症状が出ていないだけで、お腹はどんどん腹水でパンパンになってきていて、他の部分は骨が浮いてガリガリです。
癌に溶かされたのでしょう、後脚の筋肉がほとんどなくなってしまい、横になったとき骨の様子が全部見てわかります。
でも、動物病院に連れていくだけでかなり消耗しそう。
SNSやブログで積極的に通院して医療行為を受けさせている飼い主さんを見ると、心がジリジリします。
で、独自に与えるサプリ?を増やしました。
CBDオイルです。
大麻から抽出される成分の1つであるカンナビジオールを使用したオイルです。
大麻といっても法に触れる成分は使っておりません。
麻薬中毒のようにハイになったりラリったりはしません。
癲癇の治療に使われることが多くて、動物病院で処方されることもあります。
抗炎症作用と、疼痛緩和、ストレス緩和などの効果があります。
海外では抗腫瘍作用があるとの報告もあるようなのですが、これは日本で販売できる成分のみだと効果が出るかあやしいと言っている獣医さんのコメントを見かけました。
とりあえず少しでもソラタロウの苦痛を取り除いてあげられたらなと思って使用することにしました。
ただ、CBDオイルはまだ研究途中な部分も多く、有効なエビデンスもあるわけじゃないので、使うときはきちんと調べて自己責任でお願いします。
あと食欲増進剤のミルタザピンとは相性が悪そうなので、どちらも同時に使うのは控えたほうがいいと思います。
ミルタザピンは元々は気分を上げる鬱の薬で、CBDオイルは精神の鎮静効果があるので、同時に使うと危なそう。
薬の飲みわせもあるので、医療行為を行ってる子の場合は獣医さんに使用していいか聞いてくださいね。
使ってみての感想ですが…まだよくわからないですね。
使い続けたら少しはなにか効果を感じられるのか。
なんでCBDオイルを知ったかというと、SNSで末期の猫さんの看取りのときに与えている飼い主さんがいたからです。
少しでも苦痛なく自然に看取れるようにと与えていました。
もう少し継続してみて使い続けるか決めようと思います。
それよりペットの悪性腫瘍に悩んでいる飼い主さんにオススメしたいのは、前にブログにも書いたセンダンαプラスかも。
こちらも期待してませんでしたが、14日間は続けてくださいと説明書にあったので継続していたら、14日間を過ぎた頃から食欲が戻りました。
本当にセンダンαプラスのおかげなのかは証明しようもありませんが、最近では気圧で不調になったとき以外は食欲増進剤を使用していません。
癌を食い止める効果は謎ですが、薬を使わずにわずかでも自発的に食べてくれるようになっただけで、飼い主としては救われる思いです。
とまあ、自分のしてきたことを書きましたが、医療関係者から見たら笑われることかもしれません。
でも西洋医学では何も出来ないというのなら、他でなにかできないかと私なりに足掻いています。
ソラタロウの中皮腫が発覚した2月初旬には、4月まで一緒にいられるビジョンはありませんでした。
どれだけ幸運なことかわかっています。
その幸運が少しでも長く続くよう、飼い主として悩みながら寄り添っていきます。