1時間待ちくらい、案内の人から聞いて
HSS型HSPの悪いクセがひょっこり顔を出す。
「1時間待つんかぃ」
まあしょうがないです、ハイ

待合にはソファがあったり、サイドテーブルに
サイドランプがあったりリラックス出来る雰囲気の
工夫がされてる。本も置いてある。
紙本の読書って「気持ちが落ち着く」って
どこかで見た記憶ある。
スマホ触ってる人もいるし、カーテンで仕切られた向こうにベッドがあって、しんどい人は休んでる。
念の為トイレ行って、ぼーっとするのを
心掛けてたらそんなこんなでやっと名前呼ばれた。
MRI室に入るなり、
またまたぶっきらぼうな技師さん

ヘッドホン手に取りながら
「大きな音がするんですよ。
動くと失敗しますからね。
約10分頭は動かさないで
気分が悪くなったらこのブザーを押して下さい
始めます」
一気に言って去って行った

ヘッドホンからはクラシックが流れてる。
工事現場みたいな音やらブザーみたいな音やら
じわじわっと装置が動いて暫くしたら
意識
飛ぶんじゃないか
って瞬間が数回。周波数の関係かしら。
ヘッドホンの音量上げてぇ~

目を閉じながら、なんか色々考えた。
「動いたらやり直し?冗談じゃーない」

次やる機会あったらデパス多めに飲んどこうとか
B’zの新曲頭の中で歌い始めたりとか
考えてること画像に写ったら恥ずかしいとか
果たしてわたしの頭の中は実は石ころだったら?
とか、意識飛びそうになるたびに考えた

(やはりバカなのか?
)

「そういや昔ポケモンで画面観てたら
気持ち悪くなる現象起きた
ポケモン黒歴史あったなあ、こういうことか」
特定の信号で脳に悪影響及ぼすのはあるんだ……
なんて考えてたら、ガチャっとドア空いて
「終わりましたので、診察室前の待合で
お待ちください」
無事?人生初MRI終了。
チラッと技師の人を見つつ
「毎日何人も画像撮ってたら事務的にもなるなぁ
すんなり行く患者の方が少ないだろうし」
なんて思いつつ、MRI室をあとにした
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