もやもや っと.. | ねこに恋するお月さま

もやもや っと..

そういえば
その人と ホワイトデーの日には 会えなかったのだけれど

前日に お返しをもらいました

おいしかったよ って
今年のバレンタイン 頑張って作って 渡して よかったなぁって


まぁ 他のみんなにも 同じものを 同じときに 同じように渡したから
その人が 私のきもちを 知るはずも 気付くはずも もちろん ないのだけれど



それでいい



ホワイトデーの日に 私はその人に会うことができないから お返しなんて 諦めていたのに


その人は 気にかけてくれた 自分のこと


お返しするのは 当然と 言われてしまえば そうなのだけれど

それでも 嬉しい
それでも 幸せ

ホワイトデーに来ない自分に 渡さなくていいと 思ってしまえば それまでなのに

明日これないんでしょ?
そう言って 渡されたものに
素直に 嬉しいと感じてしまう そんな自分がいた

そんな小さなことで また ふわふわとしたきもちになってしまう こんな自分は やっぱり 単純なんでしょうか

それでも

それでもいい

そう思ってしまうのは その時貰った 小さな包みを見つめていると
すごく 幸せなきもちに 温かいきもちになれるから


もちろん 他のみんなにも 明日 同じように あげることなど 理解していたのだけれど


でも
みんなからって渡すって 言っていたから 個人では 私だけなのかな
それとも やっぱり同じものを あげるのかな


なんて そんな 小さなことをいちいち気にして
優越感とまでいかなくとも それ似たような ドロドロとした 汚い気持ちが
少しでも ほんの少しでも 自分の中に存在していたことが ものすごく情けない


嫌い 大嫌いだ
こんな ちっぽけな ずるい自分が

そんな 弱い自分を 隠そうと
小さな 嘘を 一生懸命 ついてみる
周りに そして 自分自身に

少しずつ壁を 鎧を纏って
周りに 気づかれないように
そんなものを作っている 自分さえ 偽るように
小さく 細かく 最小限に

けれどそれは確実で

そう
それはまるで


幼い頃 風船が 手から離れて飛ばぬよう 五円玉という 小さな重りを 結びつけたように

飼っている鳥の 羽根の先を ほんの少しだけ切って 自分のもとから 遠くまで 飛んでいってしまわないように


溢れてくるきもちを 悟られてしまわぬよう 平静を装う
ほんの少しだけ そんな変化に 気付く人なんていない

それくらいの 小さな偽り
それほどの 小さな重り

けれど そんな小さな小さな仕掛けは 確実に 大きな役目を 果たしていて


自分て バカだなぁと つくづく思う


こんなこと 辛いことなど
辛いだけだ ということなど
とうに 知っているのに

放して 自由を与えれば 楽になることを 知っているのに

その重りを 手放すことが できないでいる


それでも また 繰り返す
繰り返して しまうんだ



けれど そんな重りよりも 何よりも
今 1番問題なのは

その 嬉しい というきもちを
素直に 出すことが できないのは
あの子の話を 聞いてしまったからなのか
話を聞く その前から 自分の気持ちに 迷っているのか
自分が どうしたいのか

わからない ということ




でも

それでも やっぱり
嬉しいことには 変わりなくて

しばらくの間 その包みは 机の上に






辛い きもちも
悲しい きもちも
汚い ところも

全部 隠さずに いられたら


嬉しい きもちも
優しい きもちも
きれいなところも

素直に ぶつけることが できたなら


私は 今の モヤモヤした このきもちから
抜け出すことが できるのでしょうか

私の このきもちには きれいな色が ついていたのでしょうか










大好きだ という気持ちが
こんなに 難しくて
こんなに 辛いなんて 知らなかった

恋の色 って本当は
ピンクとか きれいな色なんかじゃないんだろうな