真相 | 【続】ネコ裁判  「隣のネコも訴えられました。」

真相

2006-06-21 14:19:05


第二回口頭弁論からちょうど1週間。

そして次回口頭弁論まで3週間。


当然、川畑サイドからの動きは無い。


基本、相手又は裁判所に対して、新しい主張等があれば……

次回弁論の2週間前までに提出する事となっている。


もし川畑に新しい主張があったとしても……たった1週間で動きがあるとは思えない。


いやむしろ第二回口頭弁論の終盤……川畑が投げっ放した719条の具合から考えると……

現在ボールを持っているのは、被告である我ら……細川サイドのような気にもなってくる。


719……。




とは言え……ワタシには、もう一つ気になる事があった。

それは「外に出していないはずのモモ」の写真を川畑が持っていた事。


持っていたという事は即ち……「外に出ていた」という事だ。


さすがの川畑も、日付をごまかしたり他の白ネコを連れてきて捏造しているとは考えられない。


それは川畑が写真を叩きつけたあの瞬間……

ヨシヒロさんから「うちのネコです」と言質を取ったあの時の……

「矛盾並びに中立性・客観性に欠乏している」と狂喜乱舞の超自信満々で語ったあの時の

目の輝きが物語っていた。


もし捏造や偽造なら、ああも満天の輝きはありえないだろう。

逆にもし……捏造や偽造で、あの満天の輝きならば……。


いや……いくら敵であってもそれだけは考えたくない。

その最低限の一線だけは、いくら川畑でも越えていないと信じたい。




まぁ川畑が言うように……「この一件」から今まで全ての被告側の主張が「疑わしい」とは

ならないと思うが……とはいえ事の真相は知っておく必要がある。




ランチの終わった2時過ぎ……


「イチコがモモと遊びたい」


この口実を盾にして……ユミコとともに3人で細川家を訪れた。




以下次号。