自分でも笑っちゃうんだけど

好きなことしている時

罪悪感が見え隠れするの

 

楽しければ楽しいほど

 

「あれ?私、こんなことしていていいんだっけ?」

 

と、謎の問いかけが浮かぶ

 

 

ミシンで小物を作っていると

 

「こんなことしていないで

 書道をちゃんとやらなくていいのかな」

 

 

書道をやっていれば

 

「これより先にあの部屋の片づけを

 済ませるべきじゃないのか?」

 

読みたかった本を読んでいる時間

 

見たかったTVを見ている時間

 

も、しかり

 

普段は

もっと自分の楽しみのために

使う時間が欲しい

なんて思っているくせに

 

いざ楽しい時間を過ごしてみると

 

「もっと役に立つことに

 時間を使えばよかった」

 

と思ったりする

 

いやいや

 

役に立つって何よ?

 

少なくとも

私の役には立ってるじゃん

 

誰の役に立てば正解なわけ??

 

 

裁縫なら

家族が使えるものを作るとか

作ったものを売って

お金にするとか

 

書道なら

人に教えるとか

売れる作品を作るとか

 

結局、お金?

 

自分のしていることを

正当化させるには

それがお金になるってところまで

持って行きたいんだろうなぁ

 

今の自分の腕では

売り物にならないのは

わかっているので

焦りを覚える

 

 

こんなことしていないで

もっと確実に

お金になることに

時間を費やせばいいのに

 

自分の中の誰かに

責められて

自分を責めはじめて

なんかよくわからないところへ

流れ着きがちな

私の心

 

 

けどね

けどね

 

その意味なく思える

時間の積み重ねがなければ

身に付かないものって

あるんだよね

 

ミシンも

下手なりに

いろいろやって来たから

以前よりは満足できるものが

作れるようになったし

 

書道も

かけた時間の分

上手になることは

経験済み

 

だから

楽しんで何が悪いんだ

 

楽しいからこそ

続けられる

 

続けられるから

身に付く

モノになる

 

それに

たとえ何者にならなくても

自分が楽しむだけでも

十分価値があるじゃないか

 

楽しんでいいんだよ、私

 

私、楽しんでいい人なんだよ