さっきのブログで

ポケットティッシュケースを

何度も試作した写真を

載せたけど

 

それで思い出したのは

以前

当時付き合いのあった

クラフト作家さんから

 

「わりと無から有を生み出す人だよね」

 

と言われたことがあった

 

さすがに

無から有は大げさだけど

確かに

「無いのなら

 自分で作ろう」

と思いがちではある

 

子供の頃

欲しいものを

買ってもらえなくて

自分で作れたらいいな

と思うことは多かった

 

不器用で大ざっぱで

せっかちだったので

なかなか

作り上げることは

できなかったけど

 

代替品で作るアイデアとか

そういうのを

考えるのは得意だし

考えている時間は楽しい

 

代替品をまずは手に入れよう

と思うところから始まって

いつしかそれが目的になって

本当は何が欲しかったのか

忘れてしまうことも

しばしば

 

実を言えば

書道を始めたのも

その代替品だったような

気がしないでもない(笑)

 

というのは

 

12歳の頃

ティーン向けの洋裁雑誌

”ジュニアスタイル”という

月刊誌を

初めて買ってもらった

 

当時の年齢からすると

少しお姉さん向けだったけど

洋裁とファッション誌が

一緒になったような内容で

ティーン向けのブランド服や

お店の紹介もあれば

スイーツの作り方や

小物の作り方も載っていた

 

※ティーンが作れるような

 デザインもあれば

 洋裁ができる人用の

 本格的な製図もあった

 

 私は縁が無かったけど

 こういう本を見て

 洋裁店にオーダーするんだね

 夫の母はそういう依頼を受けていた

 

 

私には

とても新鮮で

キラキラ

ワクワクする

魅力的な雑誌だった

(捨ててしまったことを悔やむ)

 

そのころは不器用で

学校の家庭科の成績は

良くないし

洋裁をやろうなんて

思っていなかったけど

 

見ているだけで

作ったような気になって

これ着てどこへ行こうとか

どんな組み合わせで

どう着ようかとか

一日中でも

脳内のお花畑で

遊んでいられた

 

※あの頃はね

 おデブさんだったので

 雑誌掲載のお洋服なんて

 到底似合わなかったので

 お花畑がちょうどよかった

 

それが

あまりに楽しすぎて

なんと私は

自分だけの

雑誌を作りたい

と思うようになった

 

模造紙を買ってきて

たたんで切って

雑誌見開きくらいの大きさにし

表紙から中身から

手書きで書いた

 

ほとんど雑誌のパクリだけど

写真の代わりに

イラストを自分で描いて

色えんぴつで塗って

自己満足したのを

覚えている

 

現在ならね

パソコンで

文字も写真も編集も

ぜーんぶできちゃうんだけど

 

そのころは

まさかこんな時代が来るとは

思ってもみなかったので

 

当時の私は

 

手書きでOKなくらいの字を書く

写真を撮るためのカメラを

手に入れる

雑誌に掲載する服を作る

雑誌に掲載するお菓子を作る

雑誌に掲載するおしゃれな

インテリアや小物を集める

 

・・・などなど

考えていたんだよね

 

※子供の頃は「字なんて読めればいい」と

 考えていたとずっと思っていたけど

 こうして思い返すと

 習う必要性は感じていたみたいだね

 

私の行動の裏には

「雑誌作りに役立つかどうか」

みたいなことが

あるのかもしれない

 

ブログを書くようになって

自分の思うことを

発信できるようになったので

あらかた気が済んでしまって

雑誌の夢はそんなに強くないけど

 

今でもたまに

どういう雑誌にしようかと

無意識に

構想を練っている時がある