ネットで

 

拒食症で悩んでいた

外国人の女性が

ある時

親しくなった日本人から

日本語の

「いただきます」には

動植物の命をいただくという

感謝の意味がある

と教えられ

食に対する見方が変わり

拒食症が改善した

 

という話を読んだ

 

注釈として

「いただきます」の意味には

諸説ありとなっていた

 

 

私は

命をいただく

と言う解釈を

だいぶ大人になってから

知った

 

言われてみればそうだね

って感じで

 

それまではずっと

食事を用意してくれた人に

感謝する言葉だと

思っていた

 

誰かに食事を

用意するということは

相手を思いやって

していることだと思う

 

好き嫌いあるいは

アレルギーなどに配慮し

食材が痛んでいないか

食材に合った調理法か

食べやすい大きさか

味付けはどうなのか

どう盛り付けるか

箸がいいか

スプーンが必要か

に至るまで

 

たとえ無意識でもね

 

それに感謝するのだと

思っていた

 

あらためてみると

ちょっと思いの枠を広げれば

 

食品として加工してくれた人

食物を育ててくれた人

漁をしてくれた人

輸送してくれた人

販売してくれた人

 

食に関わる人たちは

たくさんいる

 

それがあって

食事ができるんだなぁ

 

 

「いただきます」は

思いのほか深い