なぜか急に思い出した

 

まだ30代だったかな

親の介護していた時のこと

 

父が総合病院で入院、手術を受け

時期が来て退院しなければならなくなった時

その後の病院を決めるために

相談室に行った

 

父は手術前に入っていた老人病院があった

そこへ戻れば簡単な話だったのだけど

噂ですごく対応の良い老人病院があると聞いて

(ほかの患者さんたちが口々に褒めてたんだ!)

そちらへ入れないか聞いてみた

 

その時ソーシャルワーカーが言った一言

 

 ○○(以前いた病院)が入れてくれるって言うんだから

そこでいいじゃないですか」

 

諭すというより

うるさそうに言われた感じだった

(いや~な顔したんだ、あの人)

 

私はクレームをつけたわけじゃない

ただ入れるか聞いてみたかっただけだ

 

ムッとしたので

たぶんケンカ腰になんか言った気がするが

自分の言葉は覚えていない

 

 

だけど

あの言い方が

あの顔が

ずっと頭の隅に残っていた

 

消化不良だったんだろうな

思いの消化不良

いや、怒りの消化不良

 

さっき突然

それを思い出した

 

そんな言い方はないだろう!

家族を少しでもいい病院に入れたいと思って何が悪い!

自分の家族じゃないからってそんな言い方するな!

入れるか聞いただけだろ!

 

机の一つもバンと叩いてやればよかった

それじゃモンスター患者じゃん(;´∀`)

 

 

なんて、ね

わかってるよ

ソーシャルワーカーだって悪気はない

大変なのもわかってる

 

聞きかじりのわずかな情報で

あれこれ聞いてくる患者や家族に

振り回されている時間はないもんね

 

行先がある

そこに入れる金銭的余裕がある

それがどんなに恵まれていることかって

ことなんだろうな

 

わかっていたから

言っちゃいけないとも思っていたけど

 

私だって我慢しなくていいんだ

 

むやみにケンカすることはないけど

怒ったっていい

思ったっていい

怒りを無いものにしなくていい

 

なにをどう我慢したのか

どんな言葉を飲み込んだのか

ずっと忘れていたけど

 

言葉が出てきたよかった

エアーでも言ってみた(笑)

 

これでスッキリするぞ

 

バイバ~イ

ソーシャルワーカーのおばちゃん