朝書いたブログで書いた

「遊んでやってる」で思い出した話

 

子供のころ、近所の米屋に女の子がいて

私より2つ年下だった

その子は意地悪だったのでみんな遊びたがらず

いつも遊び相手を探して

家の前でうろうろしていた

 

私もなるべく遊ばないようにしていたのだが

たまたまつかまってしまい

その子の家で遊ぶことになったことがあった

その家のおばさんは私を見ると

自分の子に向かい

「あら、今日はかよこちゃんと遊んでやるのね」

と言った

 

普通、年上の子と遊ぶときは

自分の子供には

「遊んでもらいな」

だったと思うけど

その家のおばさんは

私の家が貧乏だったのでバカにしていて

わざとそんな言い方をしたと思う

映画やドラマに出てくるような

絵にかいたような嫌みなおばさんだった

 

私は不愉快だったけど

みんなに嫌われているその子も

客(=ご近所)をバカにするようなその店も

ブタを連想させるようなそのおばさんも

これっぽちも羨ましくなかったので

むしろ

子供にまで嫌みを言うなんて

ロクな大人じゃないなぁ

だから子供がこんなイヤな子になるんだろうなぁ

って心の中でバカにしながら

顔はニコニコ笑ってみせた

 

 

 

そういえば小さいころ

一つ年上の従兄弟にいじめられたんだけど

その時も

私は被害者意識はなかったなぁ

 

「こいつ、泣くと面白いから泣かそうぜ」

って別の従兄弟を無理強いして

私が泣くまで意地悪されたことが

何度かあった

 

でも私はそれを親には言わなかった

 

「言いつけるなよ」と脅されたせいもあったけど

それより

親の前ではいい子を演じている従兄弟が

 

「告げ口したら可哀相」

 

だと思っていたから(笑)

 

そして

「あら、かよこちゃんと遊んでやったの?」

なんて息子の真の姿を知りもせず

上から目線で物を言っている叔母さんもまた

 

「可哀想」

 

に見えたから。。。

 

 

子供のころの私は

そんな風に大人を見ていた

 

だから

世の中の子供が実は

まわりの物事を深く観察していることを知っている

ただただそれを

黙っていてくれている

大人を気遣ってくれている

に過ぎないのだと思っている

 

 

なので

私は子供が苦手なのだ

 

すべてを見透かす瞳を持っているから

中味のない大人はすぐに看破されてしまうから

 

うぅ、こわっ((((;゚Д゚))))ガクガク