スクスクちゃん生後283日め。9m10d。



生後9ヶ月。

スクスクちゃんにおっぱいをあげるのをやめました。

と言っても、もう随分前から実質「母乳1割ミルク9割」だったんですが。実はだいぶ前から母乳について悩んでいました。



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緊急帝王切開で産まれたものの2200gの低体重&超超低血糖で即NICU行きだったスクスクちゃん
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最初にスクスクちゃんが口にしたのはミルクでした。

帝王切開の際に謎の大量出血があった私は、輸血になるかどうかの瀬戸際で「検査の数字的には本来なら寝たきりレベルの貧血」と看護師さんに言われつつ、毎日ひたすら搾乳してNICUへ届けていました(歩くのヤバすぎで車イス使わせてもらってましたが)。


結局輸血となってしまったものの、輸血してみたら信じられないくらい元気になり、搾乳は辛かったけどやる気がモリモリわいて、車イスを使わずにNICUまで1人で歩いても行けるようにもなって。



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母乳を直接吸わせる許可がでた
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ちょうどスクスクちゃんも血糖値(&黄疸もあった)などが良くなってきて、NICUのスタッフさんから「直接母乳をあげてもOK」の許可も出て。帝王切開から数日して、搾乳ではなくスクスクちゃんを抱っこして母乳をあげ始めることができました。



そのおかげか、退院して2週間健診の時にも「すくすく育ってますね。ミルク無しにしてみましょう」と言われたし、1ヶ月健診では「ミルク無しでもちゃんと育っているので、今後も完母にしてOK」とまで言われました。



なので、「ミルク、慌てて買ったけど余っちゃったな(笑)」なんて思ったり。開封済みのミルク缶は、ヨーグルトに混ぜて消費してたくらいなのに……(ママさんがミルクの粉を摂取すれば、その栄養が母乳となってベビーへ伝わるよと教えられたので、積極的に食べてました)。

▼詳しくはコチラに書きました
【余った粉ミルクの使い道】

https://ameblo.jp/nekopandapon/entry-12441278446.html



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それなのに……生後4ヶ月頃スクスクちゃんの体重の増えが悪くなった……
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元々低体重で出産だから「乳児成長曲線のパーセンタイル(適正範囲)」の下限ギリギリだったのだけど。遂には、その適正範囲からハミ出してしまう日も出てきてしまって……。


  ━━ 母乳だけじゃダメなの?足りないの?ミルク足すしか方法はないの?? ━━

「いや、足さないとダメだよね……スクスクちゃんのためには足すしかないよね」

と、ミルクを久しぶりに作り始めて飲ませていました。

▼その時の状況&気持ちはこんな感じです
【ミルク育児を再開してみたものの悩む】

【ミルク再開したが手遅れ感満載でどうしよう。。。。】





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母乳不足の不安を抱えながら4ヶ月健診に行くと……
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診てくれた先生に言われたのは「栄養失調ですね。1日あたり200ml足りてないからミルク足した方が良いですね」

というセリフでした言われて…………。

【4ヶ月健診の結果】


そんなに足りてないの?!?!?!200mlって哺乳瓶1本分くらいじゃん!!!!!

と、慌ててミルクをせっせと作りました。もう、母乳ダメなのかも……って何か実はかなりあせっていました。

【ミルク飲めるようになってきた姿に責任感じる】



ミルクを足しつつも、授乳ペースはそれなりに気をつけていました。すると、生後5ヶ月で体重が増えてきて「ミルクの効果」を実感。

代わりに、ミルクを足したことで授乳間隔がどうしても空く(ミルク後は最低3時間は空けたほうが良いと言われてた)せいか、「胸が張りやすく」なってしまいました。

それでも何とか、ミルクと母乳の「混合育児」と言えるレベルで生活していたのだけど……。




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入院の影響は実はとても大きかった
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生後6ヶ月突入してすぐに、発熱したんですスクスクちゃん。そして、以前から悩みの種だった「引っ掻き癖」のせいで、蜂窩織炎(ほうかしきえん)になってしまって……!

小児科の先生からスクスクちゃんの血液検査の結果を見せられると同時に、大きい総合病院への紹介状も渡されまして。「今すぐ、入院しに行った方がいい」と言われて、バタバタと大慌てで入院……。




その病院ではママさんは宿泊はさせてもらえないシステムで、夜の面会時間ギリギリに帰宅し、翌日の面会時間開始になったら入室できる……というものでした。

すると、母乳が…………めちゃくちゃ張ってしまったんです。夜の帰宅前に何とか授乳できても、翌日……お昼頃の面会開始時刻になるまで授乳できない。初日は朝起きた時には結構痛くなってて、面会スタートの時にはかなり痛くなって……。スクスクちゃんの病室へ着くやいなや、即、授乳させてもらいました。

胸がカチコチに固すぎてスクスクちゃんも飲みづらかっただろうけど、「飲んでもらわないとアカンやばい」という状態でした。




そんな状況を見た看護師さんが、「面会時間、1・2時間早める許可をとりましょうか?」と言ってくれて。「ぜひお願いいたします!!!!」と、通常の面会時間よりも早めてもらうことができました。



確かに早めてもらえて助かったのですが………………所詮、されど「たった2時間」早まった程度……。

入院2日めにして、私の母乳工場はもう、悪い意味で「学習してしまった」んです……。「母乳の生産量、減らしてこーぜ」みたいな感じに…………。胸の張り具合がさほど無くなってしまったので、「母乳生産量が減った」のを実感してました。。。。




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体重減少が怖すぎた
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蜂窩織炎の治療は思いのほか順調で。1週間経たずで退院させてもらえました。自宅での投薬のお土産付きだけど、退院はとても嬉しかった。

けど退院してからというもの、体重が増えない。更には体重が下がる……。停滞ならまだしも、減少はマズイ…………しかもまた適正範囲からハミ出すし…………。


私にはこの「適正範囲ハミ出し&低下」が怖くて怖くて……。旦那と相談して、更にミルクを追加することにしました。




そうして、いつの間にかに「ほぼミルクで母乳はチョットだけ育児」になっていきました。うん、ホント気づけばいつからか母乳は「朝イチと就寝時」の2回だけのタイミング。

おやつタイミングとかにもあげてみるものの、飲んでくれないんですよね……。ミルクの腹持ちの良さゆえなのか、お腹すいてないみたいで……。母乳的には、飲ませる回数が減るのはマズイと思うも、「あげようにも飲んでくれない」ことにどうしようも無くなっていきました……。




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母乳飲むやる気は無くミルクなら飲む姿
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母乳を飲んでくれない現象は、どんどん多くなりました。

せめて1歳くらいまでは、ミルクあげつつも母乳もあげていたかった私(なんとなく)。

だけど……飲んでくれない……。試しに、ミルクタイミングの時にミルクを最初に見せず、母乳を試したりもしましたがダメ。めちゃくちゃおなかすいてるだろう時に母乳をさしだしてもダメ。

なのに……母乳は飲まないくせに、ミルクはガブ飲みなんですよ…………。おっぱいは10秒あるかないかしかパクっとしないのに、ミルクはほぼイッキ飲み!


最近では、ミルクが終わると泣き出す始末……まるで「足りないよーまだおなかすいてるよー飲みたいよー」と言ってるかのように泣きます。そこでおっぱいを差し出すも…………飲まない…………。3回くらいチュチュっとして、すぐやめちゃう…………。



コレ、ものすごーーーーく凹みます。


恐らく「ミルク(哺乳瓶)なら簡単に飲めるのに、母乳だと少し頑張らないと出てこない」から、おっぱいが嫌なんだと思うんです……。


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搾乳機……今更過ぎ&自信が無さすぎた
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だから、もしかしたら、搾乳して哺乳瓶です与えたら、母乳も飲めると思う。


だけど、今さら搾乳機を借りるの?レンタル?????今更すぎないか??

それにもしも既に母乳が手遅れだったら……搾乳できない……。というか、手遅れだと思うんだ…………。スクスクちゃんに右左右左って交互に何度か、数秒でも吸ってもらっても、全然にじんでこない。時々少~~~~~~し、にじむ程度……。
(ちなみに、にじんできたらスクスクちゃんに「出てきたよ!飲んで飲んで!」と頑張ってもらおうと必死でした……。)

そんな自分の胸の状態で、搾乳機を今かはGETする勇気がわかなかったんです。

しかも、生理も再開してしまって……。あぁもうホルモンバランス変わった(通常モードに戻ってきちゃった)んだろーなー……とか思ったり。ますます、母乳を搾乳するぞーなんて、自信なくなってしまいました……。




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飲んでくれないのがこんなにも辛いなんて。上の子の経験ゆえにショックが大きい
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搾乳機は無くとも、とにかくくわえてもらって、吸ってもらって、何とか維持したい。1日1回でもいいから飲んでほしい。そう願っていました。


けれど、毎度毎度、母乳は飲む気になってくれず、ミルクはガブ飲み。終わって泣くも母乳はしらんぷり。

その姿に…………ショックとイライラがすごくきてしまって。


上の子コタの乳児時代は、ミルクは一切受け付けずに母乳戦士でした。しかもかなりの母乳大好きっ子で、しょっちゅう飲みたがってグイグイ飲んでました。夜間は産まれてから卒乳を始めるまで頻回授乳でした。

その経験があるからか、母乳を飲んでほしいと思ってしまって……。少しでも良いから、続けたいと思ってしまって……。



もしもだけど、スクスクちゃんが第一子だったら。コタの母乳育児を経験していなければ、もう少し素直に受け入れて、もう少し早くに「母乳継続の想い」を手離せたと思うんです。すごくそう思う。



母乳育児での経験が私の中で大きく残っていて、中々スッパリと諦めきれない。。。。

母乳を一生懸命に飲んでくれる姿を、もうしばし見ていたかった。



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卒乳の最大の引き金
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それと、もう少しスクスクちゃんにも、頑張ってほしかった。

少しは頑張らないと飲めないのに全然頑張らない…………。すぐに諦めて泣いて、楽に飲めるミルクミルク言われるのが、猛烈にイライラした。

なんでこんなにやる気ないの?!がんばってくれないの?!って……。



完全に私のエゴなのは分かってる。スクスクちゃんが悪いわけじゃないとも思ってる。ただ、色々な意味で悔しいし切ないし悲しくて。



母乳を試す時にアッサリやる気なくしてミルクミルクな姿…………。毎日毎日、毎度毎度…………その姿にどうしようもないストレスがわいて。わきあがって。

どこにも、誰にもぶつけようがないストレス。でもふとした時に、上の子コタやスクスクちゃんや旦那に対して、イライラが爆発したり、ストレス満載な態度や口調になってしまう。

で、後悔する…………そして、それがまた更にストレス…………。

ハイパー悪循環。なんも良いことないし、出口の見えない状態に感じてました。



けど、出口なんて実はすぐそこにあって。私が「母乳」を諦めさえすれば……。母乳維持のコダワリさえ捨てれば…………。

分かっちゃいるけど中々手離せなかったけど。ちょうど最近、いつもなら寝る時にとりあえずパクっとさせるのですが。先日の夜、スクスクちゃんは夕飯の時からスーパー眠くてご機嫌ナナメ過ぎて。

いつもなら夜8時過ぎくらいに寝室へ連れていくところを、夜の離乳食をなんとか食べ終えたものの眠くて眠くて大泣きで、仕方なく早めに寝室へ連れていきました。

ゆらゆら抱っこをし始めて1分くらいで寝オチして。そのまま朝まで起きなかったんです。


寝る前に授乳できなかったことで、ほんの少しは胸が張りましたが、ホント少しだった。それで「あぁ思ってた以上に工場ストップしてるわ」って実感して。

翌朝はいつもよりは飲んでくれたけど、飲ませながら「あぁこれが最後かな…………」みたいな気分になってしまって。




何か、ようやくチカラが抜けたような気分にりました。

それで本日、一切母乳を差し出さなかった。

それでも、スクスクちゃんは変わりなく元気だし、私も無駄にストレスを感じないし…………これでいいんだ……って、やっと踏ん切りがついて。


それで、卒乳となりました。




~・~・~・~・~・~・~


本当に……
私の方「が」卒乳です。

スクスクちゃんが産まれるまでは、こんなことになるなんて微塵も思ってなかった。

第一子コタの時のように、毎日母乳母乳の母乳大好きっ子が、おなかから出てくると思ってた。


や、確かに4ヶ月健診あたりまでは母乳好きだったんですよ。ミルク再開した当初は、ミルク飲みたがらなくて母乳母乳だったから。




いつの間にかに……次第に…………そして入院で完全に私の母乳維持希望は終わったんだな……。


そんなこんなで。
無駄に長々と書いてしまいましたが、私の卒乳話でした。バイバイおっぱい、こんにちは完ミLIFE。

まさかこんなにもコダワリあったなんてなぁ……全然思いもよらなかった。それと、「時には手離すことの大切さ」みたいなのを痛感しました。
 

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