私にはお兄ちゃんがいた

 







私は宙にいた時









どのお母さんのお腹に入ろうかと








ずっとお兄ちゃんに相談していた









ああ、あの人だ、







あのおかあさんに決めたよ










私がそう言うと








お兄ちゃんは







少し黙って、







あのお母さんは







時間がかかるよ…






といった





でも私はもう決めていてので








あのお母さんのお腹の中に行く



 


とお兄ちゃんに伝えると









お兄ちゃんは







…、わかった







と言って心配そうに







私を連れていってくれた






私がこの世界に生まれてからも、







お母さんがいなくて、







一人で泣いていると






いつもお兄ちゃんがそばにいてくれた








私が幼稚園の頃までは







よくそばで見守ってくれていたけど





小学校に入る頃には






現れなくなった






私は今18歳






生まれた時からずっと


 






一人っ子だ





母は何度も流産を繰り返し





私は




母が12年目にして







やっと生むことができた子どもらしい























貴重なお話を聞かせていただきました。

ありがとうございます❣️