丁度1年前、
シンガポールを訪れた際
フェアモントホテルに滞在した
到着した時、チェックインの時間より早めだった事もあり、まだ部屋の準備が出来ていなかったが、すぐに使える部屋を探して下さり、エグゼクティブクラブルームにアップブレードする、という提案を頂いた
1泊あたりいくらだったか覚えていないが、プラスいくらかでその提案を受けた
すぐに部屋を使いたい
自分に素直な選択を♪
クラブラウンジが使える事も含め、とても快適な滞在で、料金以上に価値ある「時」を過ごす事ができた、と思う
いつも旅行中の支払いは、ほとんどクレジットカードを使う様にしている
シンガポールに関しては、以前訪れた時の現金が手元にあり、両替する必要もなかった
毎月、クレジットカードの請求書は送られてくる(ネットでも確認する事はできる)
届いた時、このホテルでの利用額に、アップグレードした分の料金が含まれていない様な気がした
ホテルのフロントで、アップグレードした際、改めてクレジットカードを手渡し、金額も確認し、サインをした記憶はある
もしかしたら、後から請求が来るのかも?と暫く待っていたが、結局そのままだった
私の思い過ごしかもしれないけれど...
シンガポールの後、シドニーを旅し、帰国した
ある時、見知らぬ請求がある事に気づいた
利用先は、見た事の無いサイト名(kiwi.com)
見てみると、航空券を扱う会社らしい
請求額は日本円にして7万数千円程
恐らく、ユーロ建てのレート
「現地レート」としか記載がなかったが、レート表示の数字で、理解した
このサイトの存在は知らなかったし、航空券は航空会社の予約サイトから直接購入している
もちろん、記載されている利用日に、ユーロ圏には居なかった
架空請求というものかもしれない、と思い
気づいたその日に、カード会社に連絡をした
架空の中の初めての架空経験
電話口で、様々な質問をされた
このサイトを使った事がないか
この日付に海外にいなかったか
海外のサイトの利用の有無等々
利用日は、丁度帰国した直後の日付であり、確実に日本にいた
このサイトは、この請求を見て初めて存在を知り、もちろん利用した事はない
が、色々問われると、不思議と自分に自信が持てなくなる事もあるもので...
冷静に考えて、
やはり、私が使ったものではない
が、100%とは言い切れないこの世界
電話口で「99.99%私ではない」と伝えた
この件に関しては、海外調査に入る為、
結果が分かるまで数ヶ月かかるとの事
ネットで、架空請求について色々と調べてみると、架空請求の9割が、利用者の思い過ごしで、実際に使っている場合が多いとの事
人の記憶は曖昧であり
この世界も曖昧であり
実際に経験した事でも
時と共に自分の中で変化する事もあり
見知らぬうちに、瞬間移動していたり
全てが架空の中での出来事なのかもしれない
知らない内に、時空を超えて、どこかユーロ圏で利用したのかもしれない
パラレルな世界での事
多次元に存在する全て
瞬間的に、多種多様に
選択する事で変化する
99.99%違うけれど、
0.01%の可能性がある限り
全てが起こりうるこの世界
何事も0でない限り、
全てがひっくり返る可能性は十分にある
それを人は『奇跡』と呼んだりもする
7万数千円という金額も
頻繁に旅行をする中、ホテル代だったり、旅先での近距離の航空券なら考えられる額で、見落とす可能性も充分ありうる
私なりに色々と考えてみた
99.99%私ではないけれど...
なぜこの金額なんだろう
なぜこのサイトなんだろう
なぜこの日付なんだろう
犯人像というよりも、使われ方に興味を持った
カード情報を盗用されたのであれば、もっと高額の何かに使われたりするのかも?というのは私のイメージでしかなく...
その場合、一目で分かるものであり、もしかしたら、その人が使いそうな額、使いそうなサイト、で利用される事で気づかれにくく、気づくまで使われ続ける事もあるのかもしれない、と思ったりもした
過去のカードの利用情報等も、安易に入手する事も可能なこの世の中
世界中のスパイやハッカーと呼ばれる人の能力は、遥かに想像を超える
犯罪と言われるモノも
視点を変えると「才能」
その能力は個々に様々に
気をつけていても避けられない事もある
全ての情報が共有されるこの世界では...
暗号やセキュリティーキー等も
意味をなさない事も大いにある
コレは私の憶測だが、
シドニーの空港から市内に移動する際、電車のチケットを券売機で購入しようとしたが、カードが読み込めず、2回程試したがダメで、窓口で購入した記憶がある
もしかしたら、その券売機のカード読み込み部分はダミーでカードデータだけ流出してしまったのかもしれない、という事も考えられる
時空を超えて、
自分がユーロ圏を旅していたのかもしれないが...
数ヶ月後、調査の結果が封書で届いた
やはり、私の利用ではない、という事が判明し、この請求は取り消された
クレジットカード会社は、犯人探しをする訳ではなく、この利用が、私なのか、そうでないのか、ただそれだけが重要なポイント
私にとっても、ただそれだけ
使ったのなら払う
使っていないのなら払わない
曖昧である事が
確定される時迄
どちらも存在し
どちらにもなりうる世界
アップグレードしても
払わなくてもよい場合もある
様々なサービスを
無償で受ける事もある
架空請求も実は悪いモノではなく
それから「何に」気づくか
自分に起こった時に、
どんな感情を覚えるか
気づくか、気づかないかも大きく
その時に、どんな対処をするのか
気づいた後、結果が分かるまでの間
どんな気持ちで過ごすか、もとても大事だと思う
プラスを良しとし、
マイナスを悪しとしがちだが
本来、同じである、と感じる
ボジティブもネガティブも
善悪も、陰陽も、光と闇も
プラマイネコにゃん♪
プラスを求める裏には
必ずマイナスも存在し
全てが表裏一体の世界
どちらでもない「中庸」でいる大切さ
偏りをなくす、偏っても気づく大切さ
本来何でもアリな世界
全てが自由である世界
判断するのは「個」それぞれ
それぞれに創られる個の世界
アップグレード分が請求されなかったのも
架空請求
身に覚えのない請求も
架空請求
SFな旅を楽しんでいた1年前
全てがSFである、と感じる今
思いっきり楽しめるSFな世界
自由な発想で、自由な「旅」を
みんにゃSFにゃん♪
架空である世界
架空である全て
にゃん
いつか銀河に帰る日まで
猫に
マタタビ♡