皆さんこんにちは、孤独野営人です。
今回はソロキャンパー専用サイトがあるというキャンプ場へ。
これまで群馬県安中市の「安中榛名ベース」や那須塩原市の「那須高原ITAMUROキャンプ場」のソロ専用サイトなどに行ったことはある。
ここはどんな場所なのか?
2024年11月9日(土)、自宅を出発し埼玉県越生町へ。
キャンプ場近くの「広沢肉店」で買い出しを行い「ニューサンピア埼玉おごせ」ソロキャンプサイトへ。
この施設は基本がホテル、テニスコートやゴルフ練習場などがある複合的なレジャー施設だ。
そのホテルの裏山をソロキャンプサイトとして運営している。
最近ファミリーでも使えるオートサイトも開設したようで、キャンプ場運営にも力を入れている。
ホテルのフロントでチェックイン(1泊1,800円)をして、クルマをソロサイト近くの駐車場へ移動。
そこから裏山までは徒歩となる。
この裏山へは68段という階段を登らなければならない。
水場もトイレも階段下、その度にプチ登山をする健康的なキャンプ場だ。
こちらがソロサイト。
ここに最大20組入るという・・・正直20組と考えると狭い(汗)!
これは隣と近くになりそうな予感、孤独派な私はストレスになりそう!
しかもフリーサイトなので早いもの勝ち。
チェックイン時間ジャストくらいに来たが、すでに5組くらいは場所を確保していた。
さらに同タイミングで3~4人いたので場所取り合戦となった!
※この日の予約状況は前日に確認した時点で17名だった。

最初テーブルとイスがある杉林にしようと思ったが、近づいたら蜂がいた(汗)!
その向かいにある同じくテーブルとイスのある桜の木の横を確保した。
もっと場所を確認したかったが、早いもの勝ちなので離れると取られてしまう可能性が!
これだからフリーサイトは苦手(汗)!
こちらがその場所。
場所を確保したかったのはハンモックだから。
木がないと設営できない。
場所が限られてしまう。
テーブルとイス、灰皿が邪魔だがここで良しとした。
ちなみに天然薪は豊富にあり困ることはなかった!
早速ランチ。
広沢肉店で買ったハムカツを食パンに挟んで食べようという作戦。
しかし・・・ソースを持っていない(汗)。
まあ、そのままでいいやと食べてしまったが(笑)!
冷めてしまったがサクサク感がとても強く美味かった!
あと唐揚げを3つ・・・少し味が濃かったが、肉自体は柔らかで美味しかった。
ちょっとビールでも飲みたいが・・・昼飲みは控えておこう(笑)!
こちらは家近くの公園で集めたセコイアの枯れ葉。
たくさん落ちていたので「焚付にぴったりなのでは?」と拾ってきた。
これがよく燃える!
火打ち石&火打金での着火もすぐに火がついた!
予想通り優秀な焚付であった!
たくさん拾って家にストックしよう。
天然薪を投入し火を移していく。
しかし先にご飯を食べたので特に火を使う用事が無い(汗)。
ただの火遊びになってしまったので、一度鎮火して夜を待つ(セコイアの実力を試したかった)。
ちなみに12時チェックインで現在3時ころ・・・特にやることはない。
・・・ハンモックで気持ちよくお昼寝タイム!
11月とはいえまだ昼間は暖かさのある季節、そして虫がいない。
蚊帳をせずにゆらゆら秋風を感じて・・・ZZZ
16時半ころ起床、いや~気持ち良い昼寝だった!
・・・薄暗い、もうだいぶ日が短くなった。
ロウソクが家にあったので、これを一つの灯りとして楽しむ。
気づくと側に2人ソロキャンパーが増えているではないか(汗)!
やはりこの広さで20名はキツイ!
その2人も場所がなく通路のような場所に仕方なく陣取っている感じだった。
今日のメニューは広沢肉店の肉類がメイン。
まずはホルモン焼き、普段はあまり食べないが『半額』に惹かれて
・・・なんと162円!
これは安すぎだろう、と思わず買ってしまった。
続いては国産牛のランプステーキ。
なんと416円(値引き無し)!
広沢肉店・・・恐るべし!
ちなみに多くのお客さんが来ていた。
越生という立地でこの人気ぶり・・・すごい!
シメはうどん。
もうお腹いっぱいなのだが
・・・この高柳製麺所のうどんは、ねっちり食感で美味しい。
このあたりに来ると売っているのでよく購入している。

半玉だけ使って味噌煮込みうどんに。
具は家から持ってきた玉子とほうれん草・・・殆ど見えないけど(汗)。
エバニューの500mlチタンポットは軽くて容量があり、軽量ソロキャンパーにはありがたい。
本日の最低気温は5度を切るくらい、外で食べる煮込みうどんはあたたか~い!
まだ時間は20時過ぎ、寝るには早い。
少しあたりを散策してみる。
ここは山を降りたところにある駐車場。
奥に見える四角いのがトイレ、その右が水場。
トイレはここで済ませられるが、ホテルのトイレも使っていいので
・・・せっかくだからそっちに行ってみよう!
ホテルへ続く暗く陰気な道を抜けると、なんとも明るい世界!
キャンプ場とは思えない!
こんな時間でもテニスをやっている人が。
なんとも怪しい色を放つこちらは、ホテル内のゲームコーナー。
キャンプに来ているのを忘れてしまいそう。
景品ゲーム系しかないけど。
その奥には温泉が、行ってみると・・・なんと体育館まで!
バスケっぽいことをしている。部活やサークルかな?
この右に温泉があるが今回利用しなかった。
この他ロビーには漫画があったりと、ソロキャンパーもホテル内で飽きることなく過ごせてしまう。
私の隣にいたソロキャンパーを何度かここで見かけた。
多くの時間を過ごしていたようだ・・・。
華やかな世界の誘いを振り切りソロサイトへ。
なんだか・・・この道は切なく寂しい感じが(汗)。
ステ看板の裏側に案内が張られているところからも漂う。
派手な夢の世界と現実の差
・・・楽しい夜祭りの後、家に帰るような気分。
そしてこの道はあまり手入れされておらず蜘蛛の巣だらけ。
切なさをより一層演出している・・・。
ホテル利用者との差別化をしっかりされている感じ(汗)。
サイトに戻り就寝準備。
しかしまわりはすべてソロキャンパーなのでめちゃくちゃ静か!
物音をたてないように気を使うくらい。
この日は5度を下回る予想&ハンモック泊なので、私の持っている最強のダウンシェラフ、ナンガのオーロラ900DXを用意。
これで温かい夜となる・・・ZZZ
・・・ク・・プッ・・・プゥッワーッ!!!
・・・1時頃あまりの暑苦しさに目が冷めた!
あまりにもヌクヌク過ぎて息苦しい!
氷点下以下でないとスペックが髙過ぎだ(汗)!
ファスナーを半分くらい開いて寝るのだった・・・。
翌朝5時半過ぎに起床。
今回もキャンプ場を抜け出し近くの山を目指す!
早朝登山は人がいなくて楽しい。
山の近くにあるキャンプ場に来たら必ず行きたくなってしまう。
今回登るのは2キロほど離れたところにある大高取山!
登山口近くの「梅の駅」まではクルマでワープした。
登山道は急登がなく、尾根伝いはなだらかな道のり。
あっという間に山頂についてしまった。
山頂は眺望確保のため木が切られていたが、越生~坂戸の町並みが見えた。
反対側には越生アルプスの山々が。
7時半過ぎにキャンプ場へ・・・ここでもプチ登山が待っている(汗)!
朝食は前回の「DANRANアウトドアフィールド」の帰りに買った「さのっ子ラーメン」を食べる。
本当は昨晩の予定だったが、高柳のうどんを手に入れてしまった関係で押し出されての朝食に。
佐野ラーメンはあっさり系なので朝食でも食べやすかった(脂っぽいものが苦手なのでスープの脂は絞り出さない)。
野菜多めに・・・白菜としめじ、そしてほうれん草を入れて、ゆで卵を投入。
期待通りあっさり、麺はコシのあるもっちり系で美味しかった!
こちらは予備で持ってきたウィンナー。
せっかくなので食べるが・・・全部は食べれず(汗)。
しかしソロキャンパーたちは撤収が早い!
早い人は8時前には撤収していた。
私はチェックアウト時間近くまでのんびり過ごしたので、ラスト3名くらいに。
しかしハンモックは撤収が早い!
サクッと撤収して1回で荷物を運び下山。
登山でお世話になった梅の駅で野菜を買って帰るのであった。
■良いところ
ソロキャンパー限定なのでとにかく静か。
音のストレスは何も感じない。
むしろ音を立てないように気を使ってしまうほど。
またソロキャンパーだけなので楽しみ方が共通しているので、変にジロジロ見てくる人がいない。
周りに人がいてもさほど気にはならない。
利用料金は1,800円(土日祝)、設備という程のものがないので安くはない。
ただ近さを考慮すれば良心的だと思う。
サイト内はきれいに整備されている訳では無いが、元々散策路のような「半公園的存在」の場所。
傾斜がほとんどなく使いやすい場所だ(ハンモックなのであまり関係ないけど)。
■イマイチなところ
このキャンプ場の口コミを見ると、68段の階段をデメリットとして上げている人が多い。
しかし私のような1回で荷物を運べる軽量キャンパーなら気にならない。
荷物の多い系は何往復かで荷物を担ぎ上げていた。
少なめの人でも2〜3往復はしているようだった。
私はザック一つ。
カリマーのセイバー45にほぼ全てのギアを詰込み、手持ちでクーラーバッグだった。
この日は17名ほどの利用者がいたが、後から来た人はまともな場所がなかった。
通路を分断するような場所やサイト外?という場所でキャンプしている感じだった。
夜は隣人のイビキが聞こえてきたので、耳栓をして寝た。
トイレは簡易トイレで決して気持ちよく使えるものではない。
女性は100%使わないレベル。
ちなみに今回の利用者は全員男性であった(ソロキャンプ場で過去に女性を見た記憶はない)。
私は1回簡易トイレを使い、あとはホテルまでいった。
片道5分くらいかな?気軽に行ける距離ではない。
そしてギリギリまでガマンは禁物だ(笑)!
■個人的反省点
週末利用の際はチェックイン開始直後に入らないといけない。
それでも場所取り合戦が起こるので、あらかじめ狙いを定めておく必要がある
・・・という感じが私は苦手。
なのであまりフリーサイトは利用しない。
フリーサイトは好きな場所に張れるメリットがあるが、「早く行って場所取りしないと」という『急かされる感じ』が、もうすでに自由ではなく私のスタイルに合わない。
また後から誰が近くに来るかわからないような状態も苦手。
のんびり気ままにキャンプ場に向かう所から私のキャンプは始まり、過ごしている間もまわりを気にしたくないから。
地元のお店で気ままに買い物をしたり、散策しながらキャンプ場に着いて、焦ること無くのんびりサイトに行って楽しみたい。
心のゆとりや争いのない自由な時間と空間を求めている。
電車のイスを争う通勤ラッシュのようなキャンプならやりたくない。
私がよく行くキャンプ場はほぼ全てサイト指定できる。
もしくは区画が決まっている。
平日行けないというデメリットを抱え上記の自由を求めると必然とそうなってしまう。
この条件を加えて3,000円以下で利用できるキャンプ場を探すとなると、かなり場所が限られる。
しかし色々行ってみて結局楽しいのは区画サイトだ。
なので数少ない私のスタイルに合うキャンプ場を探すのも、キャンプの楽しみの一つだ。
キャンプ場に求めるものは人それぞれ、みんな楽しみ方が違う。
私の楽しみ方は少数派かもしれない、実際今回のキャンプ場でハンモックは私だけだったし。
フリーサイトで楽しみを見出すタイプの人もいるだろう。人が周りにいたほうが安心するタイプや自慢のギアを見せたかったり・・・。
しかし残念ながら私は孤独になりたい。
狭いフリーサイトではその願いが叶えられることは無かった。
とは言えこのキャンプ場が悪いのではない、私のセレクトミスだ。
あらかじめフリーサイトということはわかっていた。
やはり自分のスタイルにあうキャンプ場を探すことが大事だ。
または平日人の少なそうな時に利用するか。
我が家から一番近い『蓮田裏庭キャンプ場』はフリーサイトだ。
ゴールデンウイークの合間や年末年始前後の平日に有休を取って行くと、人が少なく快適だ。
タイミングを上手くつかめばフリーサイトも気持ちよく楽しめる。
問題は自分にあることも認める事が大切。
人や物事のせいにするだけでは、解決しない上に自分の範囲を狭めてしまい、それはそれで不自由になってしまう。
自分のタブーにとらわれずに自分を変えていくことで、さらなる自由が手に入ることがある。
そのためには自分を変える勇気と、タブーを破る勇気を持つことだ。
殻に閉じこもっては何も新たな発見は無いのだから!
さてさて、変な方向に向かい始めたところで今回のお話はオシマイに。
次回は今回登った『大高取山』の登山の様子を報告!お楽しみに〜。