さてさて、プライベートキャンピングリゾート那須の続きです。夜の宴の開始!
 

今日のメニューは焼きハマグリからスタート!近くのスーツいけがみで買ってきたもの。場所柄キャンプにピッタリの物を取り揃えてくれているのがうれしい。
 
そしてお次は崎陽軒のシウマイである!私の好物だ!こちらは真空パックのタイプで、常温でも日持ちがする。
 
これを食べるには蒸すのだが、戦闘飯盒で蒸してみたかったのだ。炊く、煮るは何度か使ったので、蒸すを初めて使ってみたかったのだ。
 
 
こちらが出来上がり!ツヤツヤに蒸し上がった。もちろんフワフワで美味しくなった。
 
キャンプ初めなので今日は豪勢!なんとステーキまで焼いちゃうぞ!と言っても、こちらは家の冷凍庫で眠っていたもの。シンプルに塩でいただきます!
 
食べすぎたのでたどり着けないかと思ったが、シメは雑煮。しかしお腹いっぱいなので、具は三つ葉のみ(汗)。私の手作り御餅を熾火で焼いて投入!しかし食べすぎた!苦しい・・・。
 
と、食べ過ぎを後悔しつつ、22時頃にはテント内へ。静かな夜を過ごした・・・といきたかったが、風が出てきて周囲の木々が騒がしい。そして獣なのか鳥なのか、聞いたことがない低い切ない鳴き声が聞こえてくる。風のいたずらで周辺の落ち葉が音を出して何かが近づく踏み音ように聞こえてしまう(汗)。
 
眠りについたものの、2時過ぎに目が覚める。今度は何かがテントに当たっている音だ。カサカサ当たる音なので落ち葉が当たっているのかな?相変わらず時折足音のような落ち葉の音も聞こえてくる。コレは・・・最終兵器『耳栓』の登場だ!お陰で気にならなくなり休むことができた。
 
翌朝6時衣起床。相変わらずテントにカサカサ何かが当たっている。外に出てみるとその犯人がわかった。何と北側の那須岳の方からチラチラ雪が舞って来ているのである!積もる感じのものでは無いが、北風に乗りやってきている感じだ。
 
テントにこんな感じでついていた。那須岳に北からの雪雲がぶつかり、標高が高いところでは雪が降っているのであろう。このあたりは晴れているのだが、北風に乗って雪が麓に舞い降りてきているのだ。
 
少し周辺を散歩してみよう!今いる別荘地から歩いて出てみる。杉林の奥から朝日が昇っている!
 
うーん、美しい朝日の光と影。同じ太陽なのになぜか朝日と夕日では色が違うんだよな。朝日はエネルギーに満ちた明るい色をしているのに、夕日は1日の終りのような切なさのある落ち着いた色合いである。
 
牛舎があったので覗いてみるとなんと子牛が!『何だろ?』とこっちを見ている!なんと・・・カワイイ!近くに大人の乳牛がいたけど、とてつもなく巨大であったのに対し、ヤギくらいのサイズで愛らしい。那須は酪農が盛んなエリアなので、周辺にいくつか牛舎があった。
 
更に北西に歩くと、別の別荘地に入り込む。こちらもまばらな感じで別荘があり、全く無い場所もある。そんな中にテントが!調べてみると、どうやらここも同じようなプライベートキャンプ場のようだ。3人くらいがグルキャンを楽しんでいるようだった。こちらも道がほぼ廃道化している場所もあるので、自然が満喫できることであろう。
 
 
サイトに戻り朝食を作る。今朝は昨日の余りの、というよりもこちらがメインのハマグリのお吸い物とごはん。昨晩は食べすぎたので軽めに。戦闘飯盒の下段で炊飯、上段でお吸い物を作った。上段で吸い物を作ると蒸気のみなので温度が足らず、炊飯終了後に直接上段のみ火にかけ仕上げた。ハマグリってなんと美味しいダシが出るのでしょう!これだけで幸せな朝食でした!
 
朝食後はそそくさと撤収、1日一緒に過ごしたモミの木とお別れだ。結局その後何もなかったので、モミの木が私を守ってくれたのかな?ありがとうの言葉を伝えキャンプ場を後にした。不思議とその後はあの生臭い臭いは感じなかった。
 
帰り道、クルマで矢板インターまで走っていると、筑波山が見えた。そういえば年末に筑波山に登った時に那須岳が見えたな!思い出してつい筑波山を撮影してしまった。きっと那須岳からも筑波山がよく見えるのだろう、いつか登ってみたいと思いながら帰宅するのであった。
 
それでは最後にいつもの評価を
 
■良いところ
人の気配を感じないプライベート空間は、とても広くて正直ソロキャンプでは持て余すほど。水道トイレが無いので不便を感じるだろうが、だからこそ味わえる一人の空間である。利用料金も2,000円ととても安い!この広さと一人だけの空間で過ごすことができるのであれば、かなり安いと思う(価値観は人それぞれだけど)。
 
冬は落葉し木々の間から那須岳が見えるのも良かった。おそらく夏場は周辺の別荘に人がやってくることであろうから、冬とは状況が変わるかもしれない(それでも周辺には2件ほどしか別荘は無いが)。そして周辺では天然薪拾い放題である!
 
 
 
■イマイチなところ
人はいないがやはり人工的な別荘地であることには変わりない。天然の自然というわけではない。また人の手が入ったものが放置されているので、寂れた感じが漂ってしまう。
 
またいつ完成するのかわからないが人造湖(?)の建設音も残念であった。出来てもこのサイトからは見えないので余り気にならないだろうが、人工的な水辺があるのは個人的に好きではないかな。どうも人造湖は不気味さを感じる場所が多い。前述の近くの戸田水辺公園の人造湖は、検索したら関連キーワードで『心霊』と出てきた(汗)!
 
ちなみに私はここのトイレは使わず、少し離れた道の駅のトイレやスーパーいけがみのトイレを使わせてもらった。何となく人造湖は苦手なので避けてしまった。
 
■個人的反省点
今回は一人の時間を楽しむことができたが、反省点といえば「食べ過ぎ」である(汗)。つい楽しくて&外で食べるのは美味しくて食べすぎてしまう。ある意味自分が持ち込まなければ食べる量は強制的に調整されてしまうので、「保険」的に食べ物を持ってくるのは良くない。特に今回は大物のステーキがあるにも関わらず、スーパーではまぐりを買ったり、家からシウマイを持ち込んだりと、明らかにハイカロリー摂取となってしまった。しかも餅まで食べたし・・・。
 
今回でいえば、ステーキを食べるのであれば、後は焼き野菜で良かった。つい「キャンプだから」「今年始めてだから」と自分に言い訳をしながら正当化してしまうのである。これも前回お話した誘惑である。そういう意味では、私は肉体的な辛さにはある程度耐性を持っているかもしれないが、食欲に関しては非常に誘惑に弱い。この誘惑に勝てるように、まずは食事の準備から見直しが必要だ。
 
また、今回は大きな目的のないキャンプとなってしまい、ダラダラとただ過ごすだけになってしまった。ここ最近、歩いてキャンプに行くという目的のために、その前哨戦を行ったりその本番を行ったりと、有意義なキャンプを過ごしていたので、ただ過ごすキャンプはものたりなくなってしまった。ここに来る際に電車で来て駅から歩こうかと迷ったが、最寄り駅から12kmくらいはあるので諦めた(電車移動も長いので)。
 
やはり目的意識を持ってキャンプをしないと無駄な時間と感じてしまう。キャンプの過ごし方は人それぞれで、のんびりただ過ごすのを目的としている人は多いことであろう。しかし私はそのタイプではない。やはりキャンプは手段であって目的ではないと感じてしまう。少しキャンプのあり方を考える充電期間が必要なのかもしれない。ただキャンプするのでは無く、キャンプを通じ私は何をするのか。
 
目的を作って、その目的に合致したキャンプ場を探すという順序を踏まなければこの不完全燃焼感から脱却することはできないであろう。実は今回、昨年訪問した「ちばむらオートキャンパーズリゾート」に行くか迷ったのだ。ちばむらに行きたかったのは大きな目的があった。それは「かまくらを作ってその中で一夜を過ごす」というものであった。しかし今回は行ったことがなかった那須をセレクトしたのであった。しかしこちらには明確な目標設定がなかった。結果、不完全燃焼。やはりキャンプに行く前に目的を明確にしないと後悔する。
 
次回はそこをしっかりと考えてから、キャンプ場選定を行い、有意義に過ごせるようにしたい。
 
 
さて、それでは今回のリポートはおしまい。次回は少し先、2月下旬に自転車でキャンプ場訪問にチャレンジ予定。そう、次は明確な目標があるのだ!お楽しみに~!