毛糸と本を「積む」

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先日ダイソーへ行ったときの様子。

噂は本当だった。

シーズン物が狩尽くされている。

 

 

 

これが編み物ブームかぁ!と眺めつつ

今年は100均で冬物の糸に巡り合うことはなさそうかなぁと少し残念に思う。

風物詩みたいなところがあったのだねきっと。

といってももう春夏ものが出てくる時期。


ちなみに3月の同じ毛糸売り場はいつもならこんな感じ↓


 ところで最近

積ん読の本/石井千湖

という本を読んだ。


この「積読」(つんどく)という言葉は「本を積んでおく」というそのままな言葉で、概ね今後読むであろう本をどんどん購入しては積み重ねてしまうことに対して使われている。

私この言葉を知った時こう思った。

毛糸じゃん!!

 

編み物界隈でも普通にあるアレじゃん。

 

買っては編みもせず後生大事にとっておいてしまう。

大丈夫大丈夫、絶対使うからw

と自分に言い聞かせながら購入して数年経過してる。

そもそも人生で編める量を超えている。

 

私は「罪個」とか呼んだりしていましたが。

どの界隈にも存在するものなのか、と感動した。

読書界隈では積読は良いものとされているみたいだけど、私は毛糸と同じミスはしたくない。

 

そのうち読むだろうと心から思っていても買うのはあくまで読む直前だ。

実際にその本を読むまでには

図書館で予約していた本の順番がきてしまったり

うっかり読書垢で気になる作品を見つけてしまったり

直木賞作品が気になったり、本屋大賞のノミネート作が気になったり

うっかり書店でサイン本を見つけてしまったり

とにかく脱線するからだ。

 

積むにしても精々10冊程度にとどめておくのが自分のなかの約束になっている。

 

とはいえ編み物も本も、いくら積もうが業界のためにお金を落としていると考えれば何も無駄ではない…かな。

この空の編み物の棚にあった毛糸は、

実際にどれだけ編まれそして積まれていくのか。

編み物ブームを牽引している若者たちよ、

私の分まで積んでくれ。