今回は7/10に日帰りで行った、仙台方面への撮影の模様をお届けします。


ーーー


始まりは前日の深夜、東京八重洲より。

今回は205系のKY出場配給、通称仙石配給を撮影するのだが、朝早い列車なのでヤコバで向かう。



( 東京駅八重洲南口 )



乗車するのは

ドリーム仙台号

東京 23:40 → 長町・仙台 5:50


JRバス関東の便なのでクルマはドリーム号なのかと思いきや、まさかの京成バス、ややこしや。


バスはほぼ満席だったが、直前に予約状況を確認したところ残席1だった。

それが自分の後ろ、リクライニング倒し放題〜



バスは23時40分、定刻に東京を出発。


1時間ほど走ったのち蓮田SAに止まり、その頃に自分は就寝した。

目的地が近いからだろうか、大阪便に比べかなり小刻みに休憩してきた。



バスが仙台市に入ったあたりでようやく起きた。予定のため仙台駅まで乗らず、長町で降りるのですぐ降りる支度をした。



( 長町駅 )



長町は仙台を代表する街の1つだが、いかんせんまだ初電も動いていない、とても静か。


因みにバスの降車時に、三脚(ハスキー)は包装してほしいとのお願いをされたので、ご参考にしていただければ幸いです。



ここからは初電の東北線で南下する。



( 船岡駅 )



降りたのは船岡。お気づきの方も多いと思うが、ここから東北本線の一大撮影地へ歩いていく。



おそらく沢山の同業で賑わうだろうと意気込んで行ったが、あまりに人が居らず拍子抜け。

北上線ホキ配給の影響がここまで出るなんて。


でもまだモノ通過まで2時間あるし、、なんて思っていたけれど、ただ時間だけが過ぎていった。



( 大河原〜船岡 )


配8541  ED75 759 + 205系 M5編成(2way)


また759、、、てか珍しくワイパーが定位。



結局追っかけが中段に5人ほど来ただけで、下段はまさかの自分1人で終了。あまりに平和な撮影だった。



ここからは当地で知り合った同業の方と共に石巻線へ追っかける。



巻線に追っかけ撮影するためには、小牛田の乗換時間の都合上、DEとの連結は見れないが、今日は入換が遅かったので撮ろうと発車直前まで粘った。

が、、、



( 小牛田駅 )



なんと気づいたら乗るはずの巻線がドアを閉めて出発していた、、


発車間際に放送がかかるだろうと勝手に過信していた自分がいた。それが仇となり、既に乗車していた同業の方と離れ離れに。


ご厚意で巻線の切符を買っていただいたのに、それを踏みにじってしまった。


明け暮れた、そして寂しく雨が降り出した。





苦し紛れのスナップ。

如何に撮ろうと、沿線での写真には勝てない。



後続電に乗車し、前谷地に着くと、先ほどの同業の方が帰ってきた。びしょ濡れで。

なんと直前に大雨に遭ったとのこと。結局どっちに転んでも悲惨だった。


車内で先ほどの非礼を詫び、石巻に向かう。





蕎麦の神。



列車は石巻駅に到着。このあと仙石配給の入換があるので、ここで挽回する。







まさかの石巻貨物と並んで待機中。貨物がDE10時代の時に撮りたかったが、新旧の並びもアリ。





入換開始。

仙台方面へ引き上げたのち、1番線の隣の留置線(仙3)に推進入線。


広場の休憩室との無機質な空間を演出。





停止後は、石巻の病院との絡み。




石巻の街並みと。





ということで、仙石配給追っかけ終了。

6年ぶりの石巻。





石巻駅から北上川の河口に位置する石ノ森萬画館までの道、マンガロードには当地出身の漫画家、石ノ森章太郎氏の作品に登場するキャラクターの像が点在する。


石ノ森氏はトキワ荘の1人で、彼の代表作、仮面ライダーは誰もが知るところとなった。



ここからは仙石線の撮影に入る。


快速に揺られ、野蒜で下車。陸前小野駅の方向へ、人気のない坂道をただひたすら降りる。





仙石線の旧線跡を発見。あの勾配に続く先が、"奇跡の丘"であろう。


野蒜駅も、今自分がいるここも、津波に襲われたが、その2箇所に挟まれたあの小高い丘には到達しなかった。


まるで4両のために用意されたかのような小さい丘だが、奇跡という言葉は間違いなく相応しい。



( 仙石線旧線跡 )



おそらく当時からのものと思われる、年季の入った勾配標を見つけたので、205系と撮影。


"あの日" を忘れないために鉄道遺構を残す。



( 新線区間にて )



新線の方も逃さず撮影。まさかのマンガッタンライナーに当たってしまった。ノーマル塗装がいいんだけど、、



この後、配給された205の試運転もあったが、かなり疲労困憊になってしまい帰ることにした。



( 仙台駅 )



仙石線は深イイ路線なので、冬もまた訪れる気がする。その時は1日中駆け巡りたい、、と期待して、やまびこの車内で目を閉じた。



Fin.