さぁ、6月5日を迎えました!!
6月5日は何の日でしょうか!?
・ 元米国大統領:ロナルド・レーガン氏死去
2004年6月5日 超有名な大統領ですね。
・ 老後(ろう:六、ご:五)の日
⇒知らんかった!!ってか知らんわ!
・ 武道館で48G研究生のコンサート!
⇒かおたんや研究生のみんな、頑張れい!!ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
いやいや、もっと重要な事件が有った日ですよ!!ヾ( ̄o ̄;)オイオイ
(なんか、半年前にも同じ様な事を書いてた気がする。)
今日、6月5日は・・・・・・・・・・・・・・・・
ドーン!
ミッドウェー海戦が始まった日ですよ!!
写真はB-17からの高空爆撃を回避中の空母蒼龍!!(綺麗な円!)
この海戦は、太平洋戦争のターニングポイントとなった戦いで、それまで常勝だった日本海軍も、この海戦で主力空母4隻を一気に失って、これ以後勝利を得る事は無く成ります。
あっ、見るの辞める人が私にも見える!見えるぞぉ!!
読んでくれる人、居るかなぁ・・・・・・。o(・_・= ・_・)oきょろきょろ
◆日本海軍の目的:
一番の目的はミッドウェー島の攻略(占領)が目的であり、二次的な目的としてそれを阻止するために米海軍空母艦隊が出てくれば、それを優先して(目標を変更して)攻撃する。
そして南雲中将率いる機動艦隊は、正にその通りに行動して全滅したのです。じゃ何が悪かったのか??(つまり作戦通りに行動して負けた理由)
1.ミッドウェー島の戦力を見誤った。
ミッドウェー島の戦力は、戦闘機11機、爆撃気12機程度と見積もっていたが、実際には戦闘機27機、爆撃機27機、雷撃機6機、B-17 等の大型爆撃機23機と、約空母1隻分の戦力が居た訳です。
2.米空母の空母数を読み違えた。
珊瑚海海戦で大破したヨークタウンは、1ヶ月で応急修理を終らせ、修理のため本国に向かった空母サラトガの航空隊を乗せてミッドウェーに参加さしました。 そのためエンタープライズとホーネットの2隻と予想していた日本海軍は、日本空母4隻(計319機)V.S米国空母3隻+ミッドウェー航空隊(計348機)と、作戦参加航空機数も米軍の方が多かったりします。
また珊瑚海海戦に出撃して無傷だった空母瑞鶴は、航空隊が珊瑚海で大損害を受け再建途中である為にミッドウエーには参加していません。(米海軍との差は歴然!)
大破した翔鶴(修理に3か月)の航空隊を集める等もしていません。
3.結果:
敵戦力を見誤った日本海軍は、同時にアリューシャン作戦という無用な作戦に、空母龍譲、準鷹(他の空母より小型)を参加させるミスを犯しています。(この2隻が搭載する航空機は約80機:ミッドウェーに参加すれば米軍を上回ります。)
要するに全力を出した米海軍と、余裕を見せて隙を作った日本海軍の差が、このような戦力比を招いたと言えます。
さぁ、そろそろ、皆さんも限界かな!?
まだ、続けても良いですか? 良いです!良いです!良いですよ!
⇒一人ぐらいは言ってくれたかナァ・・・・・・。
◆南雲中将の采配ミスなのか!?
これも少し戦史をかじった事が有る方なら、良く知っていることだと思いますが、現在あまり主流の考えでは有りません。
1.日本軍の作戦:
・第一次攻撃隊(約半数の航空機)は陸用爆弾をもってミッドウェー島を空襲
・残りの第二次攻撃隊(残り半数)は、一航艦(赤城・加賀)は対艦(魚雷)装備、二航艦(蒼龍、飛龍)は、どちらにも対応出来るよう、兵装未装備状態で待機です。
目的に合致した作戦実行手段と言えます。
2.戦況:()は時刻
・第一次攻撃隊がまずミッドウェー島を空襲!!
・(4:00)ミッドウェー島への空襲は、一撃では十分とは言えず、第一次攻撃隊から「二次攻撃が必要」との連絡を受けます。この時、米国機動艦隊は未発見の為、「目標はミッドウェー島攻略のまま」なので、一航艦(赤城・加賀)は魚雷を陸上爆弾に転換を開始。
・(4:00ごろ)米国機動艦隊はミッドウェー島航空隊からの連絡で日本機動部隊の位置を特定し、攻撃する航空隊を発進。 日本機動部隊の出現に焦った米国のスプールヤンス少将は、この時集合せず、各飛行隊がバラバラに攻撃に向かわせた。
・(4:28)偵察機(利根4号機)より「敵らしきもの10隻発見」との連絡が入り、「陸上爆弾への転換中止」が発令された。
・(4:55)、ミッドウェー島を発進した米国航空隊は、日本機動部隊を発見しており、数度に渡り空襲したが、全ての攻撃は回避(被弾、被雷ゼロ!)
(5:00-5:30)第一次攻撃隊(ミッドウェー空襲隊)が帰ってきたが、まだミッドウェー航空隊の空襲を受けている最中で有るため、着艦が出来ず上空待機。
(5:30)索敵中の利根4号機から「敵空母発見」の報告щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!
この時日本機動部隊は、初めて米国空母の存在を確認し、目標がミッドウェー島から米国機動部隊に変更されます。(しかも索敵機は位置を100kmも間違っていた。)
3.南雲長官の判断
・ 第一次攻撃隊(約100機)の燃料が残り少なく、早く収容する必要がある。
・ ゼロ戦隊はミッドウェー島からの米国航空隊の邀撃に上がっており、これを着陸補給しないと敵空母攻撃隊に護衛が付けられない。(護衛が無ければ、攻撃隊は大被害を出す。)
二航艦司令の山口多聞少将が「即時発艦」を意見したが、南雲中将がそれを無視した事が良く文献にも見えます。それは①第一次航空隊は海上に不時着(全機全損) ②敵空母攻撃隊は護衛(ゼロ戦)無しで攻撃。 と余り進められる方法ではありませんが、”もし”を求めるならこの方法しか無いのも事実です。
(5:55)南雲中将は「第一次攻撃隊を収納後、敵機動部隊を攻撃する。」決断をし、各艦に伝達・準備を開始します。
4.戦況:続き
米空母雷撃隊攻撃開始、(6:20)ホーネット14機(全機撃墜)、(6:50)エンタープライズ14機(12機撃墜)、(7:10)ヨークタウン12機(全機撃墜) あぁぁぁぁ、米国雷撃隊は帰還2機のみ。
(6:30)ミッドウェーから帰還した、第一次攻撃隊の収容をほぼ完了
この間、第二次攻撃隊は格納庫で攻撃準備中(7:30には完了予定)で、甲板上は米国機を邀撃するゼロ戦が引っ切り無しに、着艦ー補給ー発進を繰り返していた。
5.ドーントレス急降下爆撃機:
ゼロ戦は雷撃機(低空で魚雷を発射)を攻撃する為、低空に居たのですが、そこに上空から米国機動艦隊の急降下爆撃機が現れ、次々に被弾・炎上!!日本の空母3隻が一気に戦力を失います。 加賀(7:22)、蒼龍(7:25)、赤城(7:26) 、格納庫内のガソリンと爆弾・魚雷を満載した第二次攻撃隊が誘爆してしまい、全艦総員退艦のうえ自沈処分されてしまいました。(この時、加賀、蒼龍の機関部員は上部格納庫の火災のため、脱出もできず、その多くが艦と運命を共にしています。(´_`。)グスン)
ただ一隻残った飛龍は単独で米国空母に挑みますが、(23:30)敵空母の攻撃により総員退艦が発令され万事急須。
こうして主力4空母は一日で全滅してしまったのよ。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
あっ、そろそろ、お眠かなぁ・・・・・・・・・。
◆何処に問題が有ったのか?
日米両軍は色々と判断ミスをしています。
米国側のミス
米国側のミスとしては、バラバラに航空隊が攻撃に向かった事です。この事によって援護を十分受けれなかった雷撃隊は、ほぼ全滅の憂き目にあっています。(出撃40機中帰還は2機のみ。)
ただし、この雷撃隊の犠牲のおかげで、急降下爆撃部隊はゼロ戦の要撃を受けずに攻撃を開始できたため、「運」は米国側に有ったと言わざるを得ません。
日本側のミス
日本側のミスとしては、やはり第二次攻撃隊に「陸上爆弾」への交換を命じた事ですね。元々敵機動部隊に備える準備をしてあったので、残念としか言えません。
ただ敵空母発見の報告が、第一次攻撃隊の帰還と重なる不運もあり、「発見」から直ぐに「発進」できたかは怪しいですけど。( ̄ー ̄?).....??アレ??
結局、日本海軍がミッドウェー海戦で勝つためには・・・・・・・・
1.龍驤、隼鷹を含めた、全空母戦力を振り向ける。(出来れば翔鶴も!)
⇒だいたい、アリューシャン作戦の実施に戦略・作戦上の意味が有りません。
2.第二次攻撃体は対艦装備のまま、待機しつづける。
3.艦隊防空は龍驤、隼鷹の航空隊が実施し、一航艦、二航艦はミッドウェー島攻略と、敵空母対応に専念する。
もう、これは現地司令官の南雲中将のミスでは無く、敵より少ない戦力で、敵の基地を叩く必要がある為、まず先に発見される状況を作ってしまった、大本営及び連合艦隊の戦略及び作戦立案上のミスです。
はーーーーい、起きてますかぁ!!o(・_・= ・_・)oきょろきょろ
◆日本海軍の損害:
日本海軍は主力空母4隻を失い、搭載していた300機近い航空機を全て失いましたが、1隻だけ残って米空母ヨークタウンを反復攻撃した空母飛龍以外、航空搭乗員(パイロットとか偵察員)の多くは脱出しています。
各空母での航空搭乗員死者数:
・赤城:7名 ・加賀:21名 ・蒼龍:10名 ・飛龍:72名
その為、一部の文献などでも「多数の航空機と熟練搭乗員を失い」と書かれますが、それは間違いと言え、熟練搭乗員を多数失うのは、この後ガダルカナル島の奪回作戦を含む、約半年間のソロモンの戦いでのことです。
◆ミッドウェー海戦の影響:
この後、主力空母6隻中4隻を失った影響は大きいです。 しかも日本海軍は昭和14年のマル④建造計画で空母は大鳳が一隻のみ建造中(昭和19年初完成)な状況で、全く空母が不足します。
同時期米国は昭和15年(1940年)成立の第三次ビンソン案、スターク案で、エセックス級空母を10隻建造中なのですよ。恐ろしい物量!!
稼働正規空母が翔鶴、瑞鶴の2隻である為、その後の第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦ではいずれも互角な勝負と成ったばかりでなく、ガダルカナルのヘンダーソン基地(航空機を10月末時点で90機配備)を制圧出来なくなります。 もはや空母全戦力を持ってしても、勝てない状態に!!
ソロモン海域で行われた南太平洋海戦では、半数の航空機が撃墜(搭乗員は戦死)されており、更に翌昭和18年のイ号作戦(4月)・ロ号作戦(10月)では、空母艦載機を基地航空隊に加勢させる愚行を実施したため、使えるパイロットが大量にに消耗していました。
この同じ年、米国の空母は殆ど活動しておらず、航空搭乗員の練度向上に専念中。
その結果、翌昭和19年4月のマリアナ沖海戦で、本当に日本の空母機動艦隊は壊滅し、以後二度と空母を主力とした戦いは行えなくなりました。
元々の見込みでは日本空母4隻VS米空母2隻でどう転んでも楽勝と思っていた日本海軍が、ちょっとした気の緩み。「まぁこれ位で良いんでは?」によって、4年に渡る戦争に重大な影響を及ぼす!! 怖い事ですね。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
てなわけで、6月5日のミッドウェー海戦について長々と書いてみました。
最後まで読んだ人、手を上げてぇ~!!!
o(・_・= ・_・)oきょろきょろ シーーーーーーン!!
はーーーい、今日のブログはこれで、おーーーわり!
えっと、
次回から正常に戻りますので、是非、見捨てないで下さると嬉しいです。
丁度半年前だな! 新劇場オープンの前日にやってるよ!!
もし、またの機会があればよろしくです!☆^∇゜) ニパッ!!
ふぁお =①ω①= 猫☆ミ