猫のパパ 「デスノートって何ページくらいあるんだろうね(タイトルと内容は全然無関係)」その5 | 猫のパパのブログ

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読むと人生の無駄遣いになる
内容ばかりですが(^_^;)
どうぞごゆっくり♪

屋上に向かって階段を走る彼女を必死に追いかける。1階、2階、3階、そして彼女が最後の踊り場を曲がる。その先は屋上への扉だ。俺も彼女に続き踊り場を曲がる。


その瞬間目を疑った。彼女が階段の上で俺に背を向けて宙に浮いている、いや、俺の方に向かって落ちてきている。屋上への扉の前に何か影のようなものが見えたような気がした。何だ、何が起きているんだ。考える間もなく彼女は俺の上に降ってきた。かろうじて抱きかかえたが勢いが強すぎる。そのまま俺たちは踊り場へとたたきつけられ……………………









……てっ!起きてっ!ねえってばっ!お願い!目を覚ましてっ!」



……朦朧とする意識の中、彼女の声で俺は目を覚ました。後頭部が少し痛むがとりあえず起き上がれそうだ。ひとまず踊り場の床に壁を背もたれにして座り込む。



「よかった…。ホントに…ホントに心配したんだからっ!」



何が起こったんだっけ。ああそうだ、こいつを追いかけて、あと少しの所でなぜかこいつが上から降ってきて、そのまま気を失ったのか。彼女はまたしてもポロポロと涙を流し泣いていた。俺は、ごめんなと声をかけ彼女の頭を軽くなでた。彼女の表情に少しだけ笑顔が戻ったような気がした。



「…か…勘違いしないでよねっ!このままアンタに死なれたら、私の責任みたいで嫌だから…。た…ただそれだけなんだからっ!」



おいおいツンデレかよ…。まあ俺もこいつも無事だったみたいだし良しとするか。しかし何だろう。何か大事なことを忘れてるような気が…。!?、そうだ!あの時、こいつが上から降って来た時!確かに扉の前に何か影のようなものが!



「そう言えばお前、なんであの時突然階段から落ちてきたんだ。」



「うん、それなんだけど…、私もよくは見えなかったんだけど、何か扉の前にいるって思ったらその何かに突き飛ばされたみたいに、そのまま後ろに落ちていって……。気がついたら私の下にアンタが倒れてて……。」



やっぱり俺が見たのは気のせいじゃなかった。俺たち以外にも何かがいる、そして俺たちはその何かに殺されかけた……。一体なぜ…。



「とにかくここにいるのは危険だ。いったん外に出るぞ。」



「それなんだけど…、私、アンタが倒れてるのを見て、起こそうとしたけど全然目を覚まさないから外に助けを呼びに行こうとしたんだけど…。防火扉って言うの?それが閉まってて3階から下に行けなくって…。」



どういうことだ。これもその得体の知れない何かの仕業なのか。そして俺たちはなぜその得体の知れない何かにこんな目にあわされているんだ。……?、そう言えば?俺は周りを見渡した。ない?ノートがない?まさかそいつの目的は俺のノートだったのか?何のために?もう訳が分からなくなっていた。



「とにかく出口を探そう。どこか外に出られそうなところを探そう。」



屋上付近は危険な気がしたので、ひとまず俺たちは細心の注意を払いながら3階の廊下に出た。




→TO BE CONTINUED…




だめだ、全然終わんなかった…(-"-;A



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